レトロゲームと言えば【2Dドット絵+ピコピコサウンド】のイメージがありますよね。
例えばこれを現代風にフル3DCGでリメイクすると今度は新しすぎたりなんだかオリジナルのイメージと異なることがある。
かといって発売当時の雰囲気のままのリメイクだと今度は薄味に感じてしまうこともしばしば。
「懐かしいのにめっちゃ新しい!でもやっぱり懐かしい!」
そんな雰囲気のゲームは作れないの〜!?という我儘なあなたのために♪
今回は我らがスクエニさんの素晴らしい技術 “HD-2D” をご紹介しますよ。
HD 2Dとは何ですか?
『2Dゲームの印象や良さをそのままに、より高く美しいグラフィックで表現する技術』
その昔、まだファミコンやスーパーファミコンが全盛期だった頃のだださんはこう思っていました。
「大人になった頃にはゲームってどんなスゴイことになっているんだろう?」
技術的にもまだ2Dドットがメインのゲームばかりだったあの頃、未来のゲームに期待していたのは
ドット絵がもっと進化して、ストーリーがもっともっと濃くて長いものになる。
そんな感じだったんですよ。
現代のゲームのような3Dグラフィックでとんでもないアクションや美しいエフェクトがキラッキラしているようなものではなく、例えば「ドラクエ」ならドットのグラフィックがもっと美しくなって、マップが何倍にも広くなって、クリアまでに途方もない時間がかかるゲームになる!(クリアまでの時間が途方もなく長くなったのは当たってますね)みたいな、そんな稚拙な予想をしていた私と同じような人がたくさんいるはずだ!!
※当時ゲームキッズだったあなたが描いた未来のゲーム像はどんなものでしたか?
しかし、徐々にハードやグラフィック技術が進化してプレステやセガサターンに代表されるようなハードの登場とともにゲームはポリゴンを使った3DCGがメインのものへと進化していきました。
特にファイナルファンタジーVIIのインパクトと言ったら無かったですよね!
夜中にFF7開発中のCMを見た時の衝撃を今でも覚えていますよ。
それまでは完全に「ドラクエ派」だった私はFFに対してはどうも敷居が高いと感じていたのですが、一瞬でファンになってしまいました。
そういう意味では良い意味で子供の頃の期待を裏切られたという印象でしたが、あの頃ワクワクしながら思い描いた
「今よりも遥かに進化した2Dドットのゲーム」は、ただの幻となってしまったんですよね。
ですが、それがまさにHD-2Dという技術のおかげで実現されるわけなんですよ!
「これこれ!ゲームにはこんな進化を期待していたんだよ!」と思える素晴らしい技術なんです。
HD-2Dはおかしい、違和感という声も…
しかしながら、このHD-2D技術。
僕は懐かしさの中に新しさを感じるのでめちゃくちゃ大好きなのですが、意外と好みが分かれるらしく
- なんかおかしい
- 違和感を覚える
- コレじゃない感
という意見もよく見かけます。なんで〜!?めっちゃ良いのに。
これはだださんの推測ではありますが、キャラは2Dのドット絵なのに背景がリアルな3DCGで、どっちつかずな見た目の印象に違和感を覚える方がいるのかも知れないということや、割と過去の作品のリメイクでも使われる技術であるがために「どうせなら最新のフル3DCGでリメイクしてほしかった」という原作ファンの期待に対し、コレじゃない感を与えてしまっていることが要因かなとも感じます。
あとは特徴として奥行きが表現されているのですが、被写界深度が深すぎて画面が全体的にボケがかかっているような霞んでいるような雰囲気も好みが分かれるポイントかも知れません。
だださん的にはこの被写界深度の深さが結構好きなんですけどね。
特にオクトパストラベラー!大好きです。
肌感覚ですがHD-2Dは、パリっとした明るい日中よりも、夜の暗がりやボンヤリした火や照明、冷たい雪の世界などの表現の方が得意というか味があるような印象です。
HD-2Dゲームが好きな方に遊んで欲しい作品をご紹介
オクトパストラベラー
これこそがHD-2Dの初タイトルにして技術が注目されるきっかけとなった作品。
「スーパーファミコン時代のようなドット絵のRPGがやりたいな」という思いはあるけれども、
散々3DCGに慣れてしまった我々に今さらドット絵のゲームがプレイできるだろうか…。
チープに感じてしまわないだろうか?
そんな不安を払拭する作品がこの『オクトパストラベラー』略してオクトラ。
もちろんグラフィックが良いだけでは注目はされません!
何よりも深く感動するストーリーとシステムのわかりやすさがあっての人気作品となっています。
とくにバトルシステムは戦略性の高いターン制。
敵に大ダメージを与えるためには「ブレイク」をさせる必要があるのですが、これをどうやって成功させるかを考えながらバトルをするのが飽きずに楽しめるんですね。
どこか見覚えのあるような懐かしさの中に多くの新鮮さを感じるという不思議な作品です。
システム面も比較的優しく、全くの初めてでも理解しやすいのでハマれば抜け出せない面白さです。
【オクトパストラベラー】/スクウェア・エニックス | |
プラットフォーム | Nintendo Switch PS4/PS5 STEAM Epic Games Store Xbox One Windows10 |
オクトパストラベラー II
だださん的にはこちらがオススメ!!
オクトパスという名前の通り、前作同様背景の異なる8人の主人公のストーリーがオルステラ大陸を舞台に描かれるRPG。
2作目ということでオクトラの続編なんですが前作との繋がりがあるわけではなく、全体的にさらに良くなった印象。
世界観はⅠと似ているので前作でハマった方はさらに楽しめると思います。
また、オクトラシリーズはとにかく音楽が美しく、そして穏やかで癒やし要素があるので私はプレイしながらそのまま値落ちなんてことが毎日のようにありました。
心地よい眠りを求める方は、オクトラシリーズをプレイするとストンと寝られるかも!?
【オクトパストラベラーⅡ】/スクウェア・エニックス | |
プラットフォーム | Nintendo Switch PS4/PS5 STEAM Epic Games Store Xbox One Windows10 |
TRIANGLE STRATEGY
分岐と信念が物言う作品!
こちらはタクティクスオウガやファイナルファンタジータクティクスに代表されるようなタクティクスRPG。
HD-2DってRPGにのみ特化していると勝手に思っていたのですが本作のようなジャンルにも全然マッチしているんですね。
某・炎のエムブレムシリーズは3DCGですが、タクティクス系のゲームは、なんとなくドット絵で構成されている方が好きです。バトルの最中にはHD-2Dによる数々の美しい演出が施されるためプレイしていても退屈さがなくストーリーも重厚なので大人にも超オススメな作品ですね。
ベタですが私は主人公であるウォルホート家当主「セレノア・ウォルホート」という誠実を絵に書いたようなキャラが大好きです。近年あまりいないタイプ。The主人公って感じのキャラですね。
このあとに紹介するスマホ版のオクトラにも登場するのですが揺らぎのない信念を持っている感じがかっこいいんですよ。
トライアングルストラテジーは未だにSwitchでしかプレイできないことだけがとっても残念です。
だださんは息子君のSwitchを拝借してプレイしましたがぜひ他のプラットフォームにも対応して欲しい作品ですね。
ずっと期待しています!!
【トライアングルストラテジー】/スクウェア・エニックス | |
プラットフォーム | Nintendo Switch |
オクトパストラベラー 大陸の覇者
これまたオルステラ大陸を舞台にしたオクトラの世界を楽しめるスマホ専用RPG。
無料で十分楽しめます!だださんはスクエニさんを愛しているので、ゲーム内で使えるアイテムやチケットなんかを本当に時々購入しますがもう少し強気でもよいのでは?と思うほどに「無課金OK」の素晴らしい作品!
私は一時入院中にドハマリしてずーっと楽しめている作品です。
スマホ用ということもありガチャが楽しめるように個性豊かで魅力的なキャラがバンバン登場します。
ゲットしたいキャラが出た時の感動たるや半端ないですよ。
また、それぞれのキャラがなかなかに良いスキルを覚えるのでバトルの編成を組むときも偏りが少なく、状況によって色んなキュラを使いたくなるのもこのゲームのバランスの良さが出ています。
バトルは画面を直接タップできるこの作品が一番直感的&スピーディで気持ち良い気がします!
「敵をブレイクして大ダメージを与える」というのはシリーズ通しての肝なので、バトルでは敵の弱点に特化したチーム編成が重要となります。
チーム編成を組むことが出来る枠も十分な量があるのでクエストによってチームを組んだりジョブ(職種)別で編成を組んだりハマると本当に楽しい作品です。
色々なイベントやクエストが用意されているのでチーム編成が結構大事なんですね。
スマホのゲームとは思えないほどのボリュームとストーリー。
頻繁にアップデートされるので、ストーリークリア後の「やることがなくなった…」というスマホゲームあるあるも少ない良作!そもそもメインストーリー自体が重く・深く・長いのでそれだけでも十分楽しめます。
2D-HDをスマホで堪能できる数少ない作品!
ちなみに無課金でもOKと書きましたが、この作品の美しさに惚れたことを発端に見事にオクトラⅡを購入してしまった私です。
だださんのイチオシです!!
【オクトパストラベラー 大陸の覇者】/スクウェア・エニックス | |
プラットフォーム | iOS Android |
ライブアライブ リメイク
ハイ来たコレ!スーパーファミコンで発売されたスクエニの超傑作『ライブ・ア・ライブ』
これをHD-2Dリメイクとして持ってくるあたりがさすがのスクエニさんです。
一つの作品とは思えないほどそれぞれのキャラや世界観が違う7つの物語(最終的には8つに)。ターン制だけどタクティクスゲームのように立ち位置が重要で戦略的なバトル。音楽は下村陽子さんによる至高のクオリティ!!
さらにリメイク版では超豪華声優さんを多数起用!!
と、リメイクして下さって本当にありがとうと言いたい素晴らしい作品です。
特に音楽担当の下村陽子さんは「パラサイト・イヴ」、「FF15」、「キングダムハーツ」などのスクエニの名作に多数関わっている神様的存在。下村さんについて書くと記事が3倍くらいになるのでまた別の機会に特集したいと思います。
【ライブ・ア・ライブ】/スクウェア・エニックス | |
プラットフォーム | Nintendo Switch PS4/PS5 STEAM |
このように、HD-2Dの作品は基本的にはスクエニが開発したゲームとなります。
スクエニって本当に上記のような特徴的なキャラが多いのにバランスの取れたRPGが得意ですよね。
クロノとかクロノとか…。あとクロノとか。
他にもPCやスマホアプリなどで近い映像技術のゲームを見ましたが、雰囲気が似ているだけでどうもしっくり来ません。
最近だと『鈴蘭の剣』が結構良い感じかな?と思いましたが、見た目の近い『TRIANGLE STRATEGY』と比較するとHD-2D技術の細かなこだわりや特徴が垣間見えます。
やっぱり色の表現が全然違うんですよね。
あの超名作がまもなくリメイクで蘇る〜!
好みは分かれてしまうかも知れませんが、ぜひ往年のスクエニの名作をどんどんリメイクして欲しいというのが本音です。
新作も良いけど、レトロゲームの懐かしさをそのままに現代にもフィットするようにリメイクすることで今のゲームキッズにも楽しんでもらえる気がするんですよね。
ということで!『ライブ・ア・ライブ』に続いて次なるHD-2Dのリメイクが来ますよ!
『ドラゴンクエストIII そして伝説へ…』
2024年11月14日(木) ※Steam版は2024年11月15日(金)発売予定。
マジか〜!!!!!本当に楽しみです。
発売まではまだもう少し時間があるので、それまでの間にぜひ今回挙げた作品をどれか一つお試しあれ!!
「百聞は一見にしかず」です。どこか懐かしいグラフィックなのに新鮮さも感じられて心にグッと来ますよ。
いずれは色んな会社がHD-2D的な技術でリメイクしてくれたらなと思います。
ゲームは永遠ですね。
さて、今回は駆け足の記事となってしまいましたが最後までお読み下さいましてありがとうございました!
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