ドラクエについて話をする時って、ドラクエ2とか3と言った感じでナンバリングで言うことが多いですよね?
でもドラクエって「サブタイトル」がそれぞれ魅力的でカッコよくないですか?
「悪霊の神々は音楽が最高だよね」とか「天空の花嫁は泣けるよね。ちなみにオレ、ビアンカ派だから。」
なんて言い方をすると素人の域を超えてちょっとプロっぽい。
いや…「空と海と大地と呪われし姫君ってさぁ」とか言ってくるヤツがいたら
何コイツ…、とちょっとイラッ!!とするかも。やっぱないわ、ないない。
今回はリアルタイムでドラクエをプレイした私だださんの記憶やハナタレ小学生当時に感じたことを思い出しつつ、歴代サブタイトルの意味について考えてみたいと思います。
第一弾の今回はロトシリーズから!ネタバレありまくりです。
ドラゴンクエストはサブタイトルが魅力的!
インターネットがまだ世に存在していない当時、ドラクエ最新作の情報を得る手段は
- 漫画やゲーム雑誌
- TVCM
- おもちゃ屋のポスター
- クラスメートによる出所不明の謎の噂
主にこのようなものに限られました。
「オレの父ちゃんの知り合いが実はエニックスで働いてて〜」と言った感じで日本中の小学校に大ボラ吹きが蔓延っていた時代です。
動画サイトなんて当然ありませんから発売前の限られた情報からどんなストーリーなのかと妄想を膨らませるのですが、そのために必要な要素こそが!
そう、サブタイトル。
非常に重要かつ魅力的なものだったんです。
【タイトル+ナンバリング】だけよりサブタイトルがあることで各作品の世界観やテーマが伝わってきます。
私はサブタイトルだけで大盛りご飯3杯はイケるほどでした。
【ドラクエ】、【FF】、【ポケモン】、【テイルズ オブシリーズ】など日本が誇る大作RPGは数多くありますが、
しっかりとサブタイトルが設けられているRPGってドラクエだけなんじゃないか、と今気付いてしまいました。
※私が知らないだけだと思いますが有名どころの作品ではドラクエくらい?
【ロトシリーズ】サブタイトル一覧
ドラゴンクエストⅠ
記念すべきロトシリーズ第一弾。伝説はここから始まりました。
いついかなる時でも真正面を向き、カニ歩きを徹底する勇者の登場です。
ちなみに私はドラクエのおかげで「東西南北」が理解できるようになりました。
この作品にはサブタイトルがありませんが、ドラクエの長い歴史の始まりとなる作品。
ゲームの歴史に刻まれ、永遠に語り継がれるであろう第一作目です。
事実上の「そして伝説へ…」
なのではないでしょうか?
ドラゴンクエストⅡ 悪霊の神々
発売日直後が私の誕生日だったのでプレゼントに買ってもらったドラクエⅡ。
この作品からサブタイトルが付きました。ワクワク度が倍増でしたね。
ラスボスを倒したかと思いきや、さらなる強いボスが登場するという今ではほぼ当たり前となったパターンですが、当時はかなりのショックを与えられました。
【悪霊】と【神】という相反するイメージの言葉が印象的ですが、さらにいうと【神々】ですからね。
ハーゴンとシドーがパッケージに描かれていることもあり、この2大ボスが【悪霊の神々】なのかな?と思っていたのですが、具体的に何を指しているのかは明確にはされていませんでした。
ハーゴンは自身の軍団を持っていますが、自分や軍団のことを指すには大げさな表現な気もしますよね。
「我らは悪霊の神々なり!」みたいに思っていたら、かなりイタイ軍団ですね。
てことでハーゴン軍団が崇拝している邪神のことを指しているのではないかと思われます。
今では公式の見解でアトラス、バズズ、ベリアルというハーゴン城に登場する中ボス達が悪霊の神々であるということなっているみたいです。
当時はハーゴンの手下だと思っていましたけどね、ハーゴンが召喚した邪神だったようです。
ダメージを与えるとビシビシッ!と光るエフェクトが通常の敵との戦闘とは違って印象的でした。
そして大ラスボス「シドー」は破壊神という、さらに厄介な存在でございます。
「とてつもなくおそろしいもの」で逃げるクセにね。
ただですね?
私は【悪霊の神々】ってこのことではないと思っているんです。
ストーリーボリュームとともに「ふっかつのじゅもん」の文字数も大幅にアップしたドラクエⅡ。
「ふっかつのじゅもん」をメモ帳に書いては何度も何度も何度も!読み返して、絶対にミスがないことを確認する。
そして翌日…「さぁ昨日の続きをやるぞ!」とふっかつのじゅもんを入力すると
じゅもんが ちがいます
だってよ!!
あんなに何回も確認したのに!?昨日どんだけレベル上げたと思ってるんだ!!
ふざけんじゃねぇ…オレの時間を返せよ!!!
ロンダルキアへの洞窟をもう一度やれってか?
あれ、だんだん心が荒んできている。
悪霊の神々はおそらくプレイヤーの心の中にいるのかも知れません。
ドラゴンクエストⅢ そして伝説へ…
最後の最後でその意味がわかる仕組みになっているサブタイトル。
そう、本当に数々の伝説を作ったんですよ。
- 出荷本数380万本超え
- 発売日は子どもからおじいちゃんおばあちゃんまでをも巻き込む社会現象に
- 抱き合わせ販売というズルい商法の促進
- 「おきのどくですが」という言葉の重みを世に知らしめる
など、まさに【触れたら最後、日本全土がハルマゲドン】でしたね。色んな意味で。
あと実はロトでしたっていうね。あ、ネタバレしてしまってごめんなさい。
ドラクエⅢで一番画期的だったのはやはりバッテリーバックアップシステムの存在ではないでしょうか?
「ふっかつのじゅもん」制度がなくなり、本当にありがたかったですもの。
小学生当時は「すげー!そんなセーブのやり方があるんだ」と感動したものです。
職業・転職という概念があったり、呪文が前作からさらに増えたり、現実世界に近いマップにたくさんのイベント。
本当に大冒険をしている気分になりました。日本人としてはジパングの音楽を聴くと魂が震えます。
そして、まさかの下の世界「アレフガルド」の存在と衝撃のエンディング。
1、2と順番にプレイしてきたユーザーに「え?もしかして、コレってもしかして?」と匂わせながら
ついにエンディングで
そうだったのか…!!
と、そこいらのハナタレ小学生が生まれて初めてのとてつもないインパクトを食らうことになるのです。
やっぱ神作だな。サブタイトルの通りですよ。
そりゃ何度もリメイクされるわ。
まとめ
今回はドラクエの歴代サブタイトルからロトシリーズについてのお話でした。
言葉に込められた意味を考えるのって楽しいですね。
Ⅳ、Ⅴ、Ⅵの【天空シリーズ】のサブタイトルの記事もありますので良かったらぜひ読んでみて下さいね!
最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。
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