【天空シリーズ】ドラクエの歴代サブタイトルの意味について改めて考えてみた!

前回はロトシリーズのサブタイトルの意味について書いてみましたが、今回は【天空シリーズ】の記事です。

ドラクエと「ロトの勇者」という関係性で3作品をプレイした来た私としては、当然4作目もロトの血を引く勇者の話なのだろうと思っていました。例えばⅡの続きなんだろうなと。

ところが、のちに「天空シリーズ」と呼ばれる新たなストーリーとなりました。



天空シリーズは、よりワクワクするドラクエに進化!

ドラクエⅢがとんでもない社会現象を巻き起こし、老若男女問わず注目されるようになったドラクエ。

Ⅳが発表された時は鳥山明先生のデザインのあまりのカッコよさにポスターをうっとり見ていました。

この頃からファミコンのROM容量も増え、明らかに前作からのストーリーボリュームや演出の進化、力の入れ具合が沸々と感じられました。

より人間らしく、それぞれに性格が与えられた魅力的な仲間の存在、得意技やモンスターを仲間にするといった独特なシステム、カジノや小さなメダルなどワクワクと驚きの新しい要素もどーんと増えましたね。

また、スーパーファミコンという新ハードが登場したこともあり「天空シリーズ」は1作品毎に新たな進化が感じられる作品となりました。


【天空シリーズ】サブタイトル一覧

そんな「天空シリーズ」も魅力的なサブタイトルがつけられています。

ドラゴンクエストⅣ 導かれし者たち

「導かれし」ってそりゃロトにでしょ?なんて浅はかな推測をしていたハナタレ小学生。

予想外の新シリーズ第一作です。しかもオムニバス形式!!

個人的には「ドラクエなんだけど、ドラクエっぽくない別のゲーム」のように感じましたが、進めていくうちに「やっぱドラクエだ」とドハマリし、結局は私が一番好きな作品となりました。

それまでの中世の時代のイメージから時代設定がもう少し進んだ感じになりましたね。

ライアン、アリーナ、クリフト、ブライ、トルネコ、ミネア、マーニャ、勇者。

この8人の中からストーリー進行に必要な4人を選び育てるという、企業の人事部に必要になりそうな「人材の選択」というスキルを我々プレイヤーは身につけました。

また、ご高齢の方には基本的に馬車で休んでいただくという敬意の心や、いつでもザラキを使おうとする問題児を上手くコントロールするスキルも磨かれたことでしょう。

で、「導かれし者たち」を導いたのは誰か?あるいは何か?
ということですが、これは作品の中で特に語られてはいません。

1〜5章に登場するキャラのストーリーで語られる共通の目的である「地獄の帝王」や「デスピサロ」という敵の存在や「伝説の勇者」を巡り、それぞれのキャラが運命によって出会い、そしてさらに大きな運命の冒険へと導かれていく…。

あ、つまり運命か。

全体的には結構重たく悲しいストーリーでクリア後は感動よりもなんか心がもやもやするストーリーでもありました。

私は、結構デスピサロのことが好きで「悲しいな」なんて感じながらクリアしたんですよ。
ピサロと同じ立場だったら、まぁ誰でもああなるわと。

後年発売されたリメイク版ではそんなデスピサロも仲間にすることが出来るようになり、エンディングもまぁ納得の行くものとなりました。

ドラゴンクエストⅤ 天空の花嫁

待望のスーパーファミコンでのリリースとなった作品!

「え?花嫁!?」と予想外のサブタイトルに驚いた記憶があります。

ドラクエと花嫁というキーワードがどうにもイメージ出来なくて「なんだかなぁ」なんて思っていましたが、いやいやめちゃくちゃ素晴らしいストーリーでした。

それまでのドラクエは主人公=勇者というのが常識でしたが、今作は「主人公の子が伝説の勇者」というまた新しい設定でしたね。
しかし毎回毎回パターンの違うシナリオで本当にスゴイですわ…堀井雄二さん。

ちなみに当時、ドラゴンボールでも悟空の息子の孫悟飯が大活躍していた時代でしたので、「親から子へ」みたいなストーリーがなんとなく流行っていたのかも知れませんね。

ところで…伝説の勇者の血を引いているのは「主人公?」それとも「嫁さん?」という疑問ですが、私これ記憶が曖昧になってしまっていて主人公が天空人の血筋だったと勘違いしていたんですよ。

武闘派のパパスは考えにくいですが、母親のマーサが天空人じゃなかったっけ?
そんな風に思っていました。

ところが改めてストーリーを見直してみると「お嫁さん」の方が天空人の血筋だったんですよね。

え?ビアンカもフローラもデボラ(DSリメイク)も皆、天空人なわけ??
ビアンカはわかる。
でもフローラは我らがルドマンさんの娘さんじゃないの?と思ったのですが、ちゃんとストーリーでもルドマン夫妻は育ての親であるということがわかるシーンがあります。

「天空の花嫁」とは「天空人である主人公のもとに嫁いだお嫁さん」ということかと思っていましたが、

これは盛大な勘違いで、正しくは天空人の血をひく花嫁ということだったんですね。

いずれの女性と結婚しても伝説の勇者が生まれるわけですから、Ⅴの主人公の運命はどうあっても変えられないのですね〜。天空の花婿!

ドラゴンクエストⅥ 幻の大地

Ⅵはスーパーファミコンがかなり世に浸透してきた頃に登場した作品で、Ⅴからのグラフィック、演出が一気に飛躍したように感じました。ライバルであるFF4〜も演出がすごかったですからね。

この作品も魅力的なキャラが多数登場し、それぞれのバックグラウンドがストーリーにしっかりと絡んでいました。

そして「幻の大地」というサブタイトル。
普通に考えれば最終目的地、あるいはそう呼ばれる場所があってそこに何か重要なものや倒すべきボスが待っている?
といったようなイメージですよね。

しかしこの作品ではかなり序盤から現実世界と異世界の2つを行き来しながら進めていくという、過去作品にはないストーリー展開でした。

主人公の住む町、ライフコッドと夢の世界を行き来しながら魔王ムドー討伐のため冒険を進めていくのですが、まさかのまさか「幻の大地」とされている場所は現実世界のことで、もともといた世界こそが「幻の大地」(夢の世界)だったという大どんでん返しなストーリーは、なかなかに斬新なオチでもありましたね。
ストーリーを進めていけばなんとなくわかってくるのですが、それでも「そう来たか〜!」となりました。

2つの世界を行き来するのはなかなか楽しいのですが、終盤では「はざまの世界」なるものも登場するため、あっち行ったり、こっち行ったり、今度はそっちに行ったりと段々複雑になっていく感じではありました。
※その後のⅦはさらにあちこち忙しい展開でしたけどね!

Ⅵのストーリーは古き良きドラクエと比べるとかなり濃厚な内容となってきたため、ひとつひとつの細かいストーリーを思い出せないほど忘れてしまっています…。
もう全体的にぼんやりとしたそれこそ幻のような作品だったように思います。

細かいストーリーとなると「あれどんな話だったっけ?」となりますもん。

でも私が、この作品で一番印象的なのはMPを全て消費するマダンテという究極の呪文の存在ですね。

マダンテを習得するシーンだけはすごく胸アツだったことを覚えています。

あとはドラクエⅥからはまぁ敵が動くこと動くこと。呪文や得意技の演出も豊富で、特にラスボスとのバトルの演出はそれまでの作品と比べて、かなり進化したことが個人的には印象的でした。
何気に全作品の中で一番好きなラスボスかも知れません。

ちなみに今ドラクエⅥのCMをやるなら、ぜひIKKOさんに出演してほしくないですか?

まぼろし〜!!

って人差し指を立てながら言っている映像が浮かんできます。

まぁ、それも私の幻なんですけどね。



まとめ

はい、そんなわけで今回はドラクエ「天空シリーズ」の歴代サブタイトルについての記事でした。

今回書きながら色々と思い出しましたが、4〜6って結構重たく悲しいストーリー展開であることが多いですね。

Ⅴもラストはハッピーエンドですが、冒険の途中では大切な人との別れがあったり辛い時代があったりと「ロトシリーズ」のような勧善懲悪とは違って全体的に色々と考えさせられるシーンがありました。

たくさんのRPGが生まれ、プレイヤーもどんどん成長し、ストーリーもどんどん複雑な内容やテーマに進化していく…そんな時代だったと思います。

もう、最近のゲームはそれをさらに超える超複雑なストーリーが多くなってきて、理解するのも考察するのも大変!

でもそれがまた楽しいんですけど♪

ぜひロトシリーズ編も読んでみて下さいね!

今回も最後までお読み下さいまして、ありがとうございました。

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DADA -だださん-
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