ゲームで使う「かっこいい名前」って、どうやって決めていますか?
特に、無機質な響き・コードネーム風・金属的なカッコよさを出したいときは、ネーミングがとても難しいものです。
そんな時にぜひ参考にしてほしいのが、
「メタルギア」シリーズ。
これはもう、外すことができない伝説級タイトルです。
メカ・兵器・軍事・SF——
こういった要素を含んだキャラ名やチーム名を考える時、メタルギアの世界観は圧倒的なヒントの宝庫。
そのネーミングセンスは、もはや“ゲームの枠組み”を超えています。
コードネーム、兵器名、無線の呼びかけや会話にまで詰め込まれた“名前の哲学”。
今回は、そんなメタルギアのネーミングセンスを徹底的に分析していきます。
では、いってみましょう!
らりるれろ!!!
コードネームは“哲学”だ!メタルギア全体に通底するネーミングの魅力

「メタルギア」と聞いてまず思い浮かぶのは、
“無機質で金属的、でもどこか感情を感じる名前”たち。
このシリーズのネーミングは、単なるキャラ名にとどまりません。
コードネーム、作戦名、兵器名にいたるまで、すべてが作品の“思想”や“立場”を映し出す記号として機能しています。
たとえば、「スネーク」だけでも…
といったように、“同じ核”を持ちながらも異なる意味や役割を背負う名前たちが登場します。
また、動物や化学用語をモチーフにしたネームも多く、ストーリーに登場する重要なキャラの名前(コードネーム)も非常にインパクトのあるものとなっていますね。
といったように、動物”や“感情”を感じさせるワードが軍事コードに乗ってくるのも特徴的です。
個人的に好きなのはソロー、ペイン、フィアー、フューリーといった
感情がコードネームになっている敵が登場するメタルギアソリッド3 スネークイーター』。
ソリトンレーダーシステムがないので私にとっては難しい作品でしたが敵キャラは印象的でした。
このようにメタルギアのネーミングには、
のすべてが同居しており、まさにネーミングそのものがストーリーテリングの一部として機能しているのです。
“いいセンスだ”主要キャラたちの名前がすでに作戦コードなんよ!
メタルギアシリーズのキャラクターたちは、名前そのものが「意味」や「任務」を背負ってるのが最大の特徴です。
本名よりもコードネーム。
家系よりも理念や立場が名前に反映されるのが、このシリーズの最大のかっこよさ。
マジでどれもシンプルな単語なのにカッコいい。
ワードのセンスがすごいんよ。
ソリッド・スネーク|金属的無骨さの中に知性を感じるネーミング
まずはこの人なしには語れません。
コードネーム:箱男の異名を持つこちらの
ソリッド・スネーク大先生。
「ソリッド(Solid)」とは「固体」「堅牢な」といった意味で、まさに“無骨でブレない任務人間”な彼にぴったり。
- 名前の語感:ザラついててカッコいい(“ソリッド”という単語の音の硬さがすでに武器)
- 印象:合理的で、静かに燃える職人気質。人間味はあるけど、甘さは見せない
- 備考:メガネはしない。絶対に。
リキッド・スネーク|名前からしてもう怒ってそう
対になる存在、リキッド・スネーク。
「リキッド(Liquid)」=“液体”。
つまり、不安定・流動的・つかみどころがない印象をそのまま名前に!
- 名前の語感:流れるように叫びそう(実際、よく叫ぶ)
- キャラ性:感情的で、激情タイプ。兄との対比がここでバチバチに
- 備考:顔がいい。むかつくくらいにいい。
ヴェノム・スネーク|毒持ちの幻影スネーク
「ヴェノム(Venom)」=毒。
この時点でもう物騒だけど、それが「スネーク」と組み合わさることで、
“静かに忍び寄る猛毒の幻影”感が完成します。
- 名前の語感:やや滑らかだけど内に鋭さアリ
- キャラ性:沈黙タイプ。狂気を秘めてる感じが怖カッコいい
- 備考:正体や立場がネタバレに関わるので慎重に語る派
オセロット|山猫すぎるツンデレおじさん
「オセロット(Ocelot)」=実在の山猫。
その名前の響きからして「いいセンスだ」って言いながら舌打ちしてそうな野性味。
- 語感:シュッとしてる。小悪党系の響きだが本人は有能
- キャラ性:策略家でありロマンチスト。くるっと裏切ってからの回収がエモい
- 備考:リボルバー銃をクルクルしがち(クセ強)
グレイ・フォックス|“色”と“動物”が融合した最恐の美学
グレイ・フォックス。
もうこの名前の時点で「え、めっちゃかっこよくない!?」ってなる伝説の男。
色×動物という組み合わせで、音の響きとイメージがとにかくクールすぎる。
- 名前構造:「グレイ」=中間・曖昧・冷静、「フォックス」=狡猾・素早さ
- キャラ性:改造兵士・元仲間・宿命の対決…まさに“悲哀を背負うコードネーム”
- 語感:しなやかで、どこか冷たい…でも熱い。
- 備考:名前のカッコよさとストーリー性が一致してる数少ない神キャラネーム
ビッグ・ボス/ネイキッド・スネーク|存在そのものが“名前以上”の伝説
「名乗っていいのは一人だけ」な称号。
その響きの強さ、物語の中での重み、キャラクターの運命。すべてが“名前”に詰まってる。
- 名称の重み:「ボス」だけでも重いのに「ビッグ」と来たらもう…
- キャラ性:理想と現実を何度も揺れながら、自らが「敵」になる覚悟を決めた存在
- 語感:威厳・支配・威圧感・カリスマ。どれも備えた一言
- 備考:ビッグボスって名乗るキャラ作りたくなるよね(でも誰も勝てない)
“センスが過ぎる”メタルギア世界の兵器・敵・組織名たち
メタルギアのネーミングは、キャラだけでは終わりません。
むしろ、兵器名や作戦名、チーム名にこそ開発陣の“センス過剰投下”が見えるのです。
メタルギアREX/RAY|名前だけで震えるメカの存在感
- 「REX」=ラテン語で“王”の意味
- 「RAY」=エイ/光線/俊敏な印象
- 響きの短さと重量感のギャップが神
REXは“鋼の王”、RAYは“水を翔ける影”。
もはや兵器というよりも、ネーミングの時点でボスキャラ確定な風格あり。
FOXHOUND・ダイアモンドドッグズ|組織名がすでにキャラ立ちすぎ
- 「フォックスハウンド」=狐狩り部隊
- 「ダイアモンドドッグズ」=輝きと獣性の融合
どちらも所属するだけで厨二病こじらせるレベルのカッコよさ。
組織名でここまでワクワクさせてくるのはズルい。
XOF・サイファー・愛国者たち(パトリオット)|闇組織もネーミング勝ち組
- 「XOF」=FOXの逆転ロゴ、もう概念が怖い
- 「サイファー」=暗号・謎、そのまんま隠れた支配者感
- 「愛国者たち」=カタカナ表記の怖さがすごい(文字の見た目からして不穏)
オペレーション名が厨二すぎて最高
- スネークイーター作戦
- オペレーション・インタールード
- シャドー・モセス島奪還作戦
もはや作戦名だけでシナリオ1本書けそう。
どれも「コードネームを冠した大義名分」みたいな風格があって、創作にも応用しやすい!
“ザ・〇〇”シリーズ|感情を名前にしたら、逆に最強だった件
メタルギアには、“ザ・〇〇”という形式で構成されたキャラクターたちが存在します。
一見するとものすごくシンプル。
でも、シンプルだからこそ――その名に宿る“概念”や“感情”の強さがズシリと響いてきます。
🧬代表的な“ザ・〇〇”メンバー:
- ザ・ボス(The Boss)
- ザ・ソロー(The Sorrow)
- ザ・フューリー(The Fury)
- ザ・ペイン(The Pain)
- ザ・エンド(The End)
- ザ・フィアー(The Fear)
どれも「感情」や「終焉」「苦痛」など、人間が本来持つ“抽象的な感覚”そのものを使用しているのが特徴ですね。
ゲームのキャラ名でよく見られる「◯◯マン」や「ダーク◯◯」のような記号的ネーミングではなく、
どちらかといえば映画や文学に登場する“象徴的な存在”のような名付け。
メタルギアを知らない人でも
「名前だけで意味を感じ取れてしまう」という、稀有なセンスが光ってます。
私が特に好きなキャラ
- ザ・エンド:名前が“終焉”。老スナイパーなのがシブすぎる。
- ザ・フューリー:燃える宇宙服の男。その名の通り、“怒り”に取り憑かれた悲しき兵士。
- ザ・ソロー:死者との会話。幽霊なのに“悲しみ”があふれてて泣けてくる。
この“ザ・〇〇”というフォーマット、
創作に使うと「記号ではなく象徴でキャラ立てする」という上級技が身につきそう!!
メタルギアのこの名前群は、ただのゲームネームにとどまらない。
映画的かつ文学的。
そして……やっぱり、
「いいセンスだ」(CV:オセロット)
って言いたくなるのです。
メタルギアから学ぶ“ネーミングセンス”の極意
メタルギアの名前がなぜカッコよく感じるのか?
メタルギアのネーミングが特別なのは、
ただ響きがカッコいいだけじゃないんです。
やっぱり一貫性!!
そこには一貫して、こんな“名前の哲学”が通っていると思います。
- コードネームに「役割」や「過去」が込められている
- 感情や抽象的な概念を“名前”として成立させている
- 単語のセレクトが映画的・ミリタリー的で“リアル”寄り
- 名前だけで、すでにキャラや兵器のストーリーを感じる
つまり、メタルギアの名前たちは——
音だけじゃなく、“意味”でも語ってくるということ!
創作ヒント:メタルギアっぽい名前を考えるなら?
「メタルギアみたいなネーミングをしたい…」
そんな方のためにヒントをまとめておきます💡
まとめ:名前って、世界をつくる力がある
メタルギアという作品は、
「ネーミング=世界観の柱」であることを、私たちに見せつけてくれました。
コードネームや兵器名、感情を冠したキャラ名など、
どれもが“名前の力だけで物語を背負っている”という稀有な例です。
ファンタジージャンルなどのカチッとした単語でもなく、わかりやすい単語なのに
めちゃくちゃ印象的ですよね。
もちろんゲームの世界観が作り込まれているからなのですが…。
オンラインゲームなどキャラの名前に悩んでいる人、配信やチーム名で迷っている人。
ぜひメタルギアのセンスを参考にしてみてくださいね!
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
らりるれろ!!!
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