ドラクエ人気ランキング…
それは見方を変えれば「つまらない・面白くないランキング」でもあるわけです。
もちろん、制作陣からすれば
「じゃあ、お前が作ってみろよ!!」とお怒りかもしれません。
しかし今回は、長年ドラクエを愛してきたファンだからこそ、
あえて“つまらない”視点で語る逆張りランキングをお届けします。
愛ゆえに!!
【全部愛してる】ドラクエつまらないランキングBEST1〜5
どのシリーズもラストまでプレイし、ドラクエが本当に大好きな私としては―
「つまらない」なんて言葉、本当はドラクエには似合いません。
でも今回はあえて!!
全部ひっくるめて愛してるからこそ、
ちょっとだけツッコミたくなる“つまらないポイント”があるんです。
ドラクエシリーズを愛し続けてきたファン目線で、
あえて逆張りの「つまらないランキングBEST10」を作ってみました。
もちろん最後は「やっぱり最高!」で締めますので安心してください。
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第1位:ドラゴンクエスト1
世の中に「RPG」というジャンルを浸透させた初代【ドラゴンクエスト】。
いわゆるドラクエ1です。
町の人々との会話からヒントを得て、モンスターを倒してレベルを上げ、
さらわれた姫を救い、世界征服をたくらむ悪の王を倒す——。
今では誰もが知っている“王道中の王道”スタイルも、
当時はこれが超斬新だったんですよね。
でも、現代の感覚で遊ぶとさすがにシンプルすぎる…。
ということで、愛を込めて第1位に選びました。
とはいえ、2025年10月にはHD‑2Dリメイクが登場決定!
ノスタルジーを感じながら、ドラクエの原点を再び体験できるのはワクワクします。
個人的には、今回のリメイクが未来(ドラクエ12?)への伏線になるんじゃないか…
なんて期待もしちゃっています!
第2位:ドラゴンクエスト8 空と海と大地と呪われし姫君
ドラクエはドットだからこそ脳内補完が楽しいのに…
Ⅷは謎の神グラフィックになってしまいました。
結果、「あそこはどうなっているのだろう?」「この段差…実は行けるんじゃない?」と
探究心が止まらないわけです。
町に入れば入ったで、これまで以上に隅々まで調べ尽くしてしまう。
つまり“時間泥棒”という最強システム爆誕。
発売当時、私もすっかり大人でしたので
「いや時間ねーんだよ!」と文句を言いながらも、広大なフィールドを夢中で駆け回りました。
さらに、ダンジョン構造の複雑化。
これもうドラクエじゃないレベルの進化ですよ。
そんな“革新の一歩”となった作品だからこそ、愛を込めて第2位としました。
第3位 ドラゴンクエスト11 失われし時を求めて
便利すぎる仕様(レベルアップで全回復)で、ダンジョン攻略の緊張感がゼロ。
さらに「シンボルエンカウント方式」採用で、いわゆる“ザ・ドラクエ感”がちょっと薄れた…
なんて文句を言いたくなるのは、逆に完成度が高すぎるから。
だって、戦いたい敵だけ狙って余計な戦闘を避けられる快適さ。
あれはもう、プレイヤーのストレスを徹底的に削ぎ落とす神仕様。
これを「ドラクエらしくない」なんて言うのは老害の戯言かもしれません。
ただ、ボリュームがあまりに多いのも事実。
「みんなで楽しくほんのり旅」モードで目的を見失う瞬間もありました。
…が、中盤から一気にギアが入る展開と過去作オマージュの嵐。
過去10作分の積み重ねがここで爆発するので、
シリーズを知らないと“真の感動”を取りこぼしてしまうのは確か。
だからこそ第3位。
つまり、ドラクエ11はシリーズ愛が深い人ほど泣ける超濃厚スープなんです。
えっ!?2Dモードでも楽しめるんですか?
へぇ…それは知りませんでした。
第4位:ドラゴンクエスト2 悪霊の神々
5つの紋章集め?あれはもはや修行。
水の紋章くらいしか集められず挫折した人、多いんじゃないでしょうか。
当時の鬼畜バランスは、まさに攻略本前提ゲー。
「これ、小学生泣くぞ…」という調整で、いまだにトラウマな人も多いはず。
※当時小学4年生の私はもちろん泣きました。
そして本作最大の恐怖は「ふっかつのじゅもん」。
今でいうセーブデータですが、メモの1文字ミスで 「データ全消し」 という恐怖が襲う。
コンティニューできない絶望と、手書きメモの緊張感は、今では味わえないスリルでした。
でもね、この“ふっかつのじゅもん”のおかげで我々は
記憶力と文字を丁寧に書くことの大切さを叩き込まれたのも事実。
リメイク版でセーブが当たり前になった時、
「嬉しいけど…なんか、ちょっとつまらない」と思ったのは私だけじゃないはず。
ストレスが減った分、あの狂気と達成感も失われた。
だからこそ、この名作を“愛ゆえに”第4位にランクイン!
第5位:ドラゴンクエスト4 導かれし者たち
4つのショートストーリー+壮大な最終章。
ドラクエ4は“ドラマ仕立て”という異色の構成で、初めて遊んだときは
「おいおい!攻めすぎだろ!」と衝撃を受けました。
仲間が会話するシステムにより、キャラクターの魅力と個性が爆発。
全員にきっちりバックグラウンドが用意されていて、
ラスボスにすら悲しみと共感を抱かせるのはズルい。
しかもファミコンのパッケージが異常にカッコいい。
もう全部ズルい。
【今日は何の日?】
— ファミ通.com (@famitsu) February 10, 2024
1990年2月11日『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』がファミコンで発売。今年で34周年
ザキやザラキを連発するクリフトの思い出。天空シリーズ1作目にあたり、全5章で展開するオムニバスストーリーが描かれた。#ドラクエ #DQ4
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……でも、肝心の主人公がかなりストーリーを進めないと出てこないなんて、
そんな作品があっていいのか!?
むしろそこに至るまでの物語が神だったので良いものの、もし1ミリも面白くなかったら、
この作品は完全に爆死していたでしょう。
いやはや、堀井雄二氏および制作陣には裏切られましたね(いい意味で)。
「今回はロトとどう繋がる?」
「2の未来の話か?」と期待していたら、
まさかの完全新シリーズ“天空編”がスタートするとは。
思いっきり裏切られました、いい意味で♪
すぎやまこういち大先生による音楽もシリーズ屈指の神曲揃いで、
それまでのドラクエをさらに一段上に引き上げたのがこのⅣ。
そんな裏切りの連続だったので、愛を込めてこの順位にしました。
【愛ゆえに】ドラクエつまらないランキングBEST6〜10
第6位:ドラゴンクエスト9 星空の守り人
ドラクエ9といえば、「すれちがい通信」を国民的ブームにした伝説のDS作品。
とはいえ、あの地図集め地獄は今振り返ると狂気。
「この地図、どうやって出すんだよ!」と夜中にDSを振り回していた人、手を挙げて。
キャラメイク導入も賛否が分かれましたよね。
「ドラクエの主人公は無言でも顔が決まってるのがいいんだ!」と当時は言われましたが、
自分のアバターで冒険するワクワク感は唯一無二でした。
そして、現代でプレイするならこう言いたい。
ギャル天使とともに渋谷に繰り出そう!
すれちがい通信で3人くらいでも出会えたら、それは奇跡のようなイベント。
むしろDSで“今すれ違う”という試練を乗り越えた時点で勇者認定です。
問題は、リメイクされないので遊びづらいこと。
でもこの作品は、新しい試みを全盛りした“攻めのドラクエ”。
黒歴史感すら含めて、愛すべき名作なのです。
第7位:ドラゴンクエスト7 エデンの戦士たち
これはもう“リピ無し認定”の超ロングストーリー。
プレイ時間100時間越えは当たり前、社会人にはほぼ無理ゲー。
そして、石板集め地獄。
ストーリーを進めたいのに、「その前に作業よろしくね♪」と言わんばかりの労働タイム。
今で言えば「この先が見たい人は課金してね🎵」に近いシステムです。
そう考えると、ドラクエ7は “課金文化の到来を予言した先駆け” だったのかもしれません。
さらに、ヘビー級の人間ドラマが押し寄せる。
笑い要素ゼロ、重たいエピソード漫才。
気づけば心も胃袋もフルダメージ。
でもね、全てを乗り越えたときの達成感は格別。
「お前はよくここまで耐えたな!」とゲームに褒められた気がするんです。
結果、ドラクエ7は “メンタル最強の勇者養成プログラム” なので第7位にしました。
第8位:ドラゴンクエスト3 そして伝説へ
発売日に学校を休んでまで学生が長蛇の列に並び、
ドラクエ3を巡る犯罪や抱き合わせ販売まで巻き起こすという、
まさに“社会現象という戦犯”を生み出した問題作。
ストーリーもストーリーで、若干16歳の少年を
「誕生日おめでとう、じゃあ世界救ってらっしゃい!」と戦場へ送り出す毒親から始まります。
さらに父親は下着のようなものを被っているという謎仕様。
この可哀想な少年を、立派な勇者に育て上げる物語です。
「職業選択の自由」や「遊んでばかりいるとろくな大人にならない」という
人生の教訓を詰め込みつつ、
続編かと思いきやすべての始まりの物語という“どんでん返しの妙”。
新しいことをやり尽くした名作です。
とりあえず全般的に問題作ということで、この順位にランクイン!
第9位:ドラゴンクエスト6 幻の大地
ドラクエ6は「現実と夢」の二重世界という大胆すぎる仕組みを導入。
結果、プレイヤーは「ここどこ?」「今どの世界線?」と迷子必至。
ストーリーを追うだけで脳のメモリがフル稼働します。
さらに職業システムがあまりにも自由で、
「とりあえず全部の職業をマスターしないと損した気分」になる恐ろしい中毒性。
気づけば修行僧のように戦闘を繰り返す日々…。
もはやストーリーを進めるのか、職業カンストするのか、
プレイヤーの人生の優先度すら狂わされるゲームでした。
でもね、この自由度とやり込み要素こそがドラクエ6の魅力。
夢と現実を行き来する独特の世界観は、
今なお「6は神」と語るコアファンを生み続けています。
ということで、愛を込めて第9位です!
第10位:ドラゴンクエスト5 天空の花嫁
文句の付け所がない作品ゆえに、10位に置くのが逆に褒め言葉。
むしろオススメ1位と表裏一体なのです。
強いて言うなら、いくらゲームとはいえ「女性の人生を左右する選択」を
プレイヤーに委ねた罪深さ。
SFC発売当時、ビアンカかフローラかでクラス内が分裂し、
その戦争は大人になった今でも終わっていません。
(フローラには幸せになってほしいですね。ビアンカを選ぶ前提です。)
SFC時代はまだファミコンの延長線上にあったドット絵ですが、
リメイクを重ねることで作品の魅力がさらに深化。
もはや「名作をリメイクしたら、さらに神作になっちゃった」という罪。
何よりストーリーが重すぎる。
パパスの件、奴隷時代、子供がさらわれる…泣くしかない。
つらすぎる名作だからこそ、この順位にしました!
【殿堂入り】ドラゴンクエストIII リメイク HD‑2D
圧倒的人気で誰もが長年待ち望んだHD‑2Dリメイク。
発売前のPVで「これは神作確定!」とテンション爆上げしたファンは多かったはず。
だが、期待が高すぎたゆえに「……あれ?こんな感じ?」と肩透かし感が残ったのも事実。
レビューを見るとちょっと優しすぎ(ヌルすぎた)という評価も散見します。
とはいえ、グラフィックは間違いなくHD‑2Dの中でもトップクラス。
ドットの温かみと奥行き感、世界の雰囲気はマジで褒めたい。
次回作『ドラクエⅠ&Ⅱ』リメイクには、さらなる進化を期待せずにはいられません。
まとめ
こうして「ドラクエつまらないランキングBEST10」を作ってみましたが、
結局どの作品も面白い!!
文句を言いつつ、どの作品も神ゲーでした。
つまりこのランキング、冷静に考えるとあまり意味がなかったのかもしれません。
でも、だからこそ思うのです。
――じゃあドラクエシリーズの最高傑作はどれなんだ?
そんな疑問に答えるべく、
別記事で「ドラクエの最高傑作ランキング」を作りました。
気になる方は、ぜひこちらも覗いてみてくださいね!
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