常に、どんなゲームランキングでも上位に存在する作品——
それが『クロノ・トリガー』です。
キャラ、ストーリー、音楽、世界観、システム……
誰がなんと言おうと、
唯一無二の伝説級タイトル。
だって、“ドリームプロジェクト”ですから。
私だださん世代にとっては、
圧倒的レジェンド級の方々が本気で作った夢の作品。
当然、ネーミングセンスも宝庫であること間違いなし!
今回はそんなクロノ・トリガーをテーマに、
「クロノ・トリガー風の名前を作る5つのコツ」を分析してみたいと思います。
さぁ、時の最果てで、まったりと名づけの旅を始めましょう。
短くて強い名前が多い|キャラ名・技名の“音”がすでにかっこいい

クロノ・トリガーって、とにかく名前が“短くてどストレート”なんです。
【ネーミングの軸】
主人公は「クロノ」。
他のキャラも「マール」「ルッカ」「ロボ」「カエル」「魔王」などなど……
ぜんぶ2〜3文字、または1単語完結型の名前ばかり!
技名も「シャイニング」「ダークボム」「ギガブレイク」など、
長くても音の流れがパキッとしていて、記憶に残りやすい。
【分析】
- 名前の構成がシンプルだからこそ、“物語の象徴”として定着しやすい
- 余計な装飾がないぶん、音の強さや語感の気持ちよさが勝負どころ
- そしてなにより、「動きが見える音」になってるのがすごい!
【ポイント】
ネーミングセンスとしては、
「短くて、行動や存在をイメージできる名前」がめちゃくちゃ有効。
「クロノ」=“時”を連想
「魔王」=“圧倒的な敵存在”
「ルッカ」=“メカ好きな科学者っぽさ”が音に出てる
→ たった1語にキャラ性+記憶性+語感のリズムが詰め込まれてる!
これって出来そうでなかなか出来ないセンスじゃないですか?
もうそれぞれの音の設計が「クロノ語」なんですよね。
響きだけで“クロノ・トリガーの世界にいる感じ”が出せるって、
プロのスキルの高さを感じます。
属性に“概念”を使う|天・火・水・冥で世界観を立ち上げる
【ネーミングの軸】
クロノ・トリガーの名前が印象に残る理由のひとつに、
属性の使い方の独自性があります。
多くのRPGが「火・水・風・土」といった基本属性に頼る中、
この作品では「天・火・水・冥」という、どこか神話的で抽象的なワードが用いられています。
【分析】
これらの属性は、単なる攻撃の種類や魔法区分ではなく、
世界そのものを成り立たせている“概念”のように響くのが特徴です。
- 「火」や「水」は直感的に理解できるけれど、
- 「天」には“神性”や“秩序”が、
- 「冥」には“死”や“静寂”のようなニュアンスが含まれている。
特に「冥」は、他作品ではあまり見かけない表現。
この漢字ひとつで、キャラや技が一気に深く・重く・不穏になるんです。
【ポイント】
ネーミングセンスとしては、
「属性に“意味深な漢字”を使うことで、名前そのものに世界観を持たせる」という点が非常に参考になります。
たとえばこんな名前:
どれも、属性+肩書き+名前という構造で、
たったひとつの名前からキャラの背景や立ち位置が見えてくるんです。
こうした“漢字+属性”の組み合わせは、
クロノ・トリガーのような静かな中にある重厚な世界観にぴったりハマるセンス。
読み手に「この名前、何かあるぞ」と思わせた時点で、もう勝ちです。
ただし!
明らかに強そうな名前なのでオンラインゲームなどで使う際には他のプレイヤーからの期待値もあがりますのでそのつもりで♪
名前の“リズム”が世界をつくる|口に出したくなる響きの力
【ネーミングの軸】
クロノ・トリガーに登場する名前って、
どれもなぜか“発音も気持ちいい”んです。
キャラ名も技名も地名も、
リズムと語感にこだわっているからこそ、耳に残る。
【分析】
たとえばキャラ名。
- クロノ(切れ味よすぎ)
- ルッカ(軽快)
- マール(柔らかい)
- ジャキ(音で“闇の子”っぽさがにじみ出る)
技名も見てみると……
- ギガブレイク(破壊力+勢い)
- シャイニング(スピード感と光の印象)
- ライトニング(語尾が跳ねてる)
- ダークボム(短いけどドスンと落ちる)
つまり、音で感情やシーンを演出している名前がとても多い。
【ポイント】
ネーミングセンスとして学びたいのは、
「意味よりも先に、音の気持ちよさを意識する」こと。
言葉にしたときにスッと抜ける/跳ねる/止まる……
この“音の運動”をキャラ名や技名に込めるだけで、
その名前が世界の一部としてちゃんと馴染んでいくんです。
実際、クロノ・トリガーのセリフや戦闘でも、
「声に出して読みたいRPG用語大賞」がごろごろ転がってる感じするよね。
“かっこいい名前”を考えるとき、
意味を詰めすぎるより、まず口に出してニヤッとできることが正解かも知れません。
名前に“影”と“静けさ”をまとう|クロノ・トリガー特有の大人びた空気感
【ネーミングの軸】
クロノ・トリガーに出てくる名前って、どこかみんな“運命を静かに背負ってる感じ”がありませんか?
ドラクエのような明るさや、FFのような派手さとはちがって、
キャラ名にも技名にも、影と緊張感がほんのりにじんでる印象です。
【分析】
これはおそらく、作品全体のテーマである
「時間」「選択」「喪失」「未来への責任」が、
名前の空気感にも浸透してるからだと思います。
たとえば:
- 魔王(ジャキ):あえて名前を捨てて“存在だけ”になる演出
- カエル:本名を明かさない、かつ勇敢だけど陰のある存在
- ラヴォス:響きが異質で、何か大きなモノが潜んでいる印象
- 夢幻:=文字の見た目では最強の武器とは思えない響きだが漂う神秘さが異常。
どの名前にも、「ただの呼び名」では終わらない物語の含みがあります。
【ポイント】
ネーミングセンスとして取り入れたいのは、
「キャラの過去や背景を“静けさ”で表現する」こと。
たとえば名前に:
- 音を落とす(語尾が濁音/短め)
- 光ではなく影をイメージさせる単語を使う
- 意味を詰め込まず、“空白”を感じさせる
そうすることで、その名前は読み手の想像を誘う“隙”を持てる。
クロノ・トリガーは、“運命と向き合うRPG”のような作品。
だからこそ、名前にも内に秘めた力強さや、沈黙の説得力が求められてる気がします。
明るくないけど、重すぎもしない。
そんな中間領域の名前センスにこそ、クロノらしさが宿るのです。
名前が“物語の引き金”になる|世界観と運命を込めたネーミング術
【ネーミングの軸】
『クロノ・トリガー』という作品タイトルからしてすでに、
“物語の引き金(トリガー)”を名前で撃ち込んでくるというセンス全開。
キャラ名も技名も、なんならBGMの曲名までその背景には物語・役割・運命が見え隠れしています。
【分析】
- 「クロノ」=時間そのもの。存在名であり、構造名。
- 「ラヴォス」=語感の不気味さ+世界崩壊の象徴+ラスボス的な名前
- 「グランドリオン」=ただの剣名じゃなく、“選ばれし者の物語”を背負う語感
- 「時の最果て」=地名なのに、プレイヤーの感情まで動かす力がある不思議な空間
つまり、どの名前にも“本筋で語られていない物語”が埋まっています。
【ポイント】
ネーミングセンスとして真似したいのは、
「名前に“語られない部分”を仕込むこと」。
- 設定や背景を全部書かなくても、“意味がありそうな名前”をつける
- 意味は後づけでもいい。でも、響きや構造で“何かありそう感”を匂わせる
これが、クロノ・トリガーがやってる“言葉の魔法”ではないでしょうか?
こんなテイストでオリジナルのキャラ名をつけた時
「この名前…なんか気になる」って思わせた時点で勝ちですね。
その名前が記憶に残り、
その存在が物語を動かすきっかけになる。
それこそが、クロノが教えてくれる、
“ネーミングが運命を変える瞬間”なんだと思います。
時々「あ…この人あの作品意識してるかな?」
みたいなうまいキャラ名のプレイヤーさんがいますよね〜。
でも総じて皆さんセンスが良い!
コピペOK!クロノ・トリガー風の名前30選
というわけでクロノ的な要素を加味したキャラの名前を30個ほど考えてみました!
キャラ名を考える最初のきっかけになればメッチャ嬉しいです。
名前 | 英語表記 | 属性・立場 | イメージ |
アランツ | Alanz | 次元旅団の隊長 | 滅びの瞬間を繰り返す者 |
アルテミ | Artemi | 時空技師 | 次元の継ぎ目を修復する者 |
イリシル | Irishil | 禁術の語り部 | 封じられた呪文を継ぐ最後の子 |
ヴェラ | Vella | 風巫女 | 未来の風を呼ぶ透明な声 |
エスリア | Esria | 未来探訪者 | 滅びの後の世界に旅する者 |
オリシア | Orishia | 古代の預言機 | 長く眠っていた文明の声 |
グレア | Grear | 冥界の案内人 | 光なき世界へ導く瞳 |
シュナリオ | Shunario | 繰り返される夢 | 世界が何度も終わる理由 |
シュレイ | Shurei | 幻の兵士 | 存在したはずのない記録 |
ゼノス | Xenos | 異界の観測者 | 次元の裂け目に棲む知性 |
タルマス | Tarmas | 賢者 | 星暦を読む禁忌の学者 |
ティナス | Tinas | 無属性の剣士 | 記憶を失ったまま戦う者 |
ノワール | Noir | 闇属性の王子 | 未来を見失った世界の亡霊 |
フェイラ | Fayra | 天属性の巫女 | 天の門を開く鍵を持つ者 |
ミネル | Minel | 教団司祭 | 古代の真理を語る封印師 |
ユイシア | Yuicia | 冥属性の祈祷師 | 生と死の境に祈る白装束 |
ラミス | Ramis | 監視者 | 星の運命をただ見つめる存在 |
リシェル | Richelle | 月の魔女 | 闇と再生を司る双月の使者 |
リュミエ | Kouyou no Lumie | 光属性 | 揺らめく光の幻影術士 |
レミオル | Remior | 聖属性 | 星降りの騎士 |
火影カグツチ | Hokage Kagutsuchi | 火属性 | 炎に宿る神の爪 |
火裂のクロム | Karetsu no Chrom | 火属性 | 炎を操る戦場の魔剣士 |
黒き時空 | Kuroki Jikuu | 闇属性 | 重なり合う未来の影 |
時廻りのオーフィス | Tokimawari no Orphis | 時の旅人 | 世界線を跳ぶ観測者 |
時喰いノヴァ | Tokigui Nova | 時の覇者 | 時間を喰らう終末の核 |
天羽の虹 | Amaha no Niji | 天属性 | 天に架かる七色の守護巫女 |
天覇ミリディア | Tenha Miridia | 天属性 | 天に覇を唱える星読みの姫 |
風哭のシエル | Fuukoku no Ciel | 風属性 | 音のない風に舞う復讐者 |
冥騎ゼルガ | Meiki Zerga | 冥属性 | 闇の聖騎士、死を告げる鐘の音 |
冥帝ジーグ | Meitei Zieg | 冥属性 | 冥の力で未来を閉ざす支配者 |
まとめ
ということで今回はクロノ・トリガーを題材にネーミングセンスについて分析してみました!
クロノ・トリガーに登場する名前たちは、
ただカッコいいだけじゃありません。
・音の気持ちよさ
・属性に込められた意味
・漢字と概念の重み
・少し大人びた空気感
・そして“名前そのものが物語を語り出す力”
キャラでも地名でもアイテムでさえも何かしらの運命を背負ったような印象で、
ゲームという枠を超えたネーミングの哲学があるんです。
たとえば「時の回廊」。
たった4文字で、プレイヤーの時間感覚までも溶かしてしまう名。
あるいは「古代」という、シンプルでありながら、
あらゆる感情を封じ込めたような言葉。
こんな名前を生み出せた世界だからこそ、
クロノ・トリガーは、いまも誰かの“時”の中に生き続けているのかもしれません。
今回の記事がゲームキャラでクロノ風の名前を付ける際のヒントになれば何よりです。
最後までお読みくださいましてありがとうございました。
以下では、ゲームタイトル別の“ネーミングセンス”をジャンルごとにまとめています。
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