【ゼルダの伝説】の時系列をわかりやすく説明!始めるならどの作品がお勧め?

1986年に発売されて以降、今なお新作が発表され続けている『ゼルダの伝説』シリーズ。
皆さん、遊んだことありますか?
とりあえず『リンク』が『ゼルダ姫』を助けて『ガノンドロフ』を倒す…ざっくりとそんなゲームです。
なんで毎回同じ名前の人達が出てくるの?
全部の作品が繋がっているの?
主人公『ゼルダ』じゃないの?
遊んでいてこう思ったことはありませんか?

私も最初友達に『ゼルダの伝説』だからこの男の子が『ゼルダ』なん?って聞いたら笑われましたョ…。
ここではそんな疑問にお答えします。
知っていなくても『ゼルダの伝説』は楽しめますが、知っているとより深く『ゼルダの伝説』が楽しめますよ!

ちなみに大抵の場合、主人公は『リンク』という少年、青年です。


ゼルダの伝説の歴史は3つに分岐

結論から言いますと『ゼルダの伝説』はパラレルワールドのお話です。

そうなんだ〜わかった、ありがとう!
・・・そう言わず、もうちょっと補足しますのでお付き合いください!

『ゼルダの伝説』はパラレルワールドですが全てがバラバラのお話ではありません。

大きく3つのルート(世界線)があり、そのルートでお話が作られているのです。
その世界線を説明しますね。


敗北ルート、勝利ルート(子ども時代ルート)、勝利ルート(大人時代ルート)

『ゼルダの伝説』には大きく分けて3つのルートがあることは先ほどご説明しました。

それが敗北ルート、勝利ルート(子ども時代ルート)、勝利ルート(大人時代ルート)です。

『ゼルダの伝説』は発売順と作品の時系列が一致してないんです。

例えば『ドラクエ』で言うと発売順は『ドラクエⅠ』→『ドラクエⅡ』→『ドラクエⅢ』ですが

時系列的には『ドラクエⅡ』が1番最後の物語になるのと同じです。

なので先に作品の時系列の中で重要な分岐点となる作品だけ説明しちゃいますね。

『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』2011年発売
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』1998年発売

この2作です。
この2作は重要なので簡単に紹介します。

『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』

通称『スカウォ』。
元々は2011年にWii用ソフトとして発売されました。
今ではSwitchでHD版が遊べますのでこちらがお勧めですね。
『ゼルダの伝説』の中では1番最初の物語とされています。
この作品では『マスターソード』などの『ゼルダの伝説』のキーアイテムの誕生の様子が描かれています。
私も遊んだことがありますが細かな話はともかくとして、とにかく登場人物が個性豊か。特に。
『ゼルダ』が可愛いッッッ!
守りたいッッッ!
これだけは声を大にして言いたいです。

後の作品とは異なり『姫』ではなく、等身大の女の子してます。
主人公『リンク』の幼なじみとして登場して首を傾げながら覗き込んできたり、前かがみになりながら指差ししてきたり、散々期待を持たせてから高所から突き落としたり、とにかく表情豊かで可愛い。
『ゼルダの伝説』史上1番可愛いとまで言えます。
物語後半では自分の使命に目覚め、主人公『リンク』を助けようとする姿が健気。
この等身大『ゼルダ』を見るだけでもやる価値あります。
また序盤はただの『ジャイアン』の癖に中盤から存在感を増していく憎めないアニキの『バド』さん。
そして敵でありながら終盤に(あらゆる意味で)全てをかっさらい、今でも熱狂的なファンがいる

魔族長『ギラヒム』様。
最終盤の『ギラヒムダンス』と呼ばれる儀式のシーンは必見です!
※完全に余談ですが私のSwitchのアイコンはMiiを『ギラヒム』様風に作ったものです。

『ゼルダの伝説 時のオカリナ』

通称『時オカ』

1998年にNintendo64用のソフトとして発売されました。
いまではNINTENDO 64 Nintendo Switch Onlineにて遊べます。

それまでの『ゼルダの伝説』は主に空から見た2D視点のゲームでした。
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』は初の3Dアクション(主人公の後ろから見た視点)で多くのプレイヤーに衝撃を与えた作品です。
平原に出たときの感動や馬に乗って走る疾走感、強敵を前にしたときの戦闘の緊張感。
ああ、ゲームって進化するんだな、と考えさせられたソフトです。
また初の3D作品でありながら操作がほぼ完成されており、Zボタン一つで目標に自動的に注目してくれるので
ストレスなく遊べました。
ストーリー面で言うと、それまで怪物として登場していたボスキャラ『ガノン』が人間の姿『ガノンドロフ』として初登場。
ただの悪役ではなく、狡猾なキャラクターとして描かれておりより深みが出ました。
以降の作品でも度々登場します。
そして主人公の『リンク』。
彼が『時の勇者』として覚醒するお話なのですが
この『時の勇者』が魔王に勝つか、負けるかで以降のストーリーが分岐していくわけですね。

それが勇者が敗北した敗北ルート、勇者が子ども時代で勝利した勝利ルート(子ども時代ルート)、そして勇者が大人時代で勝利した勝利ルート(大人時代ルート)です。

それぞれ詳しく見ていきましょう。

 

敗北ルート

先ほどの『ゼルダの伝説 時のオカリナ』で力のトライフォースを手に入れた『ガノンドロフ』が『時の勇者 リンク』と対決、ガノンドロフが勝利した敗北ルートです。
『ゼルダ』を誘拐し『知恵のトライフォース』を、『時の勇者 リンク』を倒し『勇気のトライフォース』を手に入れ強大な力を手に入れた『ガノンドロフ』。
『ガノンドロフ』を倒すことが出来ず封印することでその場を収めた・・・というのがこの『敗北ルート』です。
その為、この時系列の『ゼルダの伝説』は『ガノンドロフ』の封印が解けて復活する、という流れとなっています。
『ゼルダの伝説 時のオカリナ』の時系列的な続編はスーパーファミコンで1991年に発売された『ゼルダの伝説 神々のトライフォース』通称『神トラ』です。
以降、『夢をみる島』、『ふしぎの木の実』、『神々のトライフォース2』、『トライフォース3銃士』、『初代ゼルダの伝説』、『リンクの冒険』へと続きます。

勝利ルート(子ども時代ルート)

『時の勇者 リンク』が『ガノンドロフ』に勝利した後に『リンク』が子どもの時代へと戻り、『ゼルダ』に『ガノンドロフ』の野望を伝え、その野望を未然に防ぐルートです。
この世界線では『ガノンドロフ』を処刑しようとして失敗し『ガノンドロフ』は『影の世界』へ追放されました。
時系列的な続編はNintendo64で2000年に発売され、子どものリンクから始まる『ゼルダの伝説 ムジュラの仮面』。
その後『影の世界』が登場する『ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス』、『4つの剣+ハイラルアドベンチャー』へと続きます。

勝利ルート(大人時代ルート)

『時の勇者 リンク』が『ガノンドロフ』に勝利した後に『リンク』が子どもの時代へと戻り、『リンク』がいなくなってしまった世界、つまり勇者不在のルートです。
この世界では倒されたはずの『ガノンドロフ』が一度復活してしまったのですが、なにせ勇者不在の世界。
どうにもなりません。
そこで乱暴にもハイラル全土を海に沈めて『ガノンドロフ』を封印します。
時系列的な続編はゲームキューブで2002年に発売された『ゼルダの伝説 風のタクト』です。
この世界は全土が水没しており人々は僅かに残った島(もとは山)で生活をしています。
その後は『夢幻の砂時計』、『大地の汽笛』へと続きます。



ゼルダの伝説の時系列は他の分岐も存在する?

『ゼルダの伝説』の時系列についてはNintendoの公式サイト『ゼルダの伝説 ポータル』というサイトで系列がはっきりと書かれています。
その中で今でも論争(?)になるのが『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』と『ゼルダの伝説 ティアーズオブザキングダム』です。
『ゼルダの伝説 ポータル』ではこの2作品はどの時系列よりも一番したの欄に書かれており、どの時系列にも属していません。
公式な発表としてはどこかの最後の作品であることと『ブレスオブザワイルド』と『ティアーズオブザキングダム』は繋がっているということ。

『ゼルダの伝説』は歴史研究家が様々な文化を研究しカテゴリー化していくように
『ゼルダの伝説』も『ゼルダ史』を研究するプレイヤーがとても多いことでも有名です。
それは新作が発表されるたびに考察動画が作られることからもわかります。
『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』はどのルートなのか?
これは『敗北ルート』を推す声が多いようです。
ただ公式には、はっきりとしていません。
『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』は『ゼルダの伝説』の当たり前を見直した作品。
あるいは全く別の世界線。
あるいは全ての作品の最後・・・とも捉えることができます。
今後のNintendoの公式発表を待ちましょう。


結局、何から始めれば良いの?

ある程度の時系列はお分かりいただけましたでしょうか。
で、結局どれから始めればいいの!?
そう思いますよね?

個人的にお勧めなのは以下の3作品です。
『ゼルダの伝説 スカイウォードソード』
何と言っても『ゼルダの伝説』の始まりの物語。
『ゼルダの伝説』の最初の物語が描かれていますので時系列をより深くしりたい人にはお勧めです。
ただし自分のタイミングでジャンプができないことや、とにかくボリュームが多い=話が長いので万人受けはしないかもしれません。

『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』
上記の時系列をしらなくても問題なく遊べますし、広大なフィールドやどこにでも行ける自由度、それでいて矛盾の生じないストーリーと、どこを切り取ってもお勧めできる作品です。

『ゼルダの伝説 夢をみる島』、『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』
こちらは上記の2作品とは異なり、2Dゼルダです。
その為、3D酔い(3D視点で乗り物酔いすること)してしまう人やアクションがあまり得意でない人にお勧めです。
等身の低い『リンク』や『ゼルダ』も可愛いですよ!



ゼルダの伝説で1番面白い作品はどれ?

これは論争になるわだいですね!
あくまで個人的な感想としては『ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド』です。
ストーリーを順番にクリアしていく必要もなく、いきなりラスボスに挑める自由度の高さと広大なマップ。
それでいて間延びが全くないやりこみ要素と何時間でも遊べる面白さです。

さて、『ゼルダの伝説』時系列を簡単にまとめてみましたが、いかがでしょうか。
『ゼルダの伝説』は細かな作りこみが凄いので知っているとニヤリとするネタが色々仕込まれています。
無理にすべてを知る必要はありませんが知っているとより深く楽しめますので
ぜひ参考にしてみてください。

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上之下 皐月
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