【ファミコン 名作 】 ファミコン言葉遊びと言えば ワギャンランド そんなしりとり バトルある!?

これはアクション?それとも神経衰弱?
いやいやファミコン言葉遊び!?

今回は1989年2月9日にナムコ(現バンダイナムコエンターテイメント)から発売された知る人ぞ知る名作!!

「ワギャンランド」の思い出を語ろうと思います。

いつでもファミコンソフト 名作探しに夢中

当時の私は毎週土曜夜のテレビのゴールデンタイムをそれはそれは楽しみに見ていたどこにでもいる小学生。

「そろそろ新しいカセット(※ソフトなんて言葉当時はまず使いません。)が欲しいなぁ」と思っていたところ
なんとまぁ可愛らしく楽しげなゲームのCMが流れたではないですか。

当時バンバンゲームを出していたナムコ。カラフルで見るからに楽しげなゲーム画面。
キュートなキャラがジャンプしたり戦ったりするゲームであることが15秒のCMからコレでもかと言うほど滲み出ている。

そして2月は私の誕生月でもある…。

マミ~!!こここ、これ
絶対に買わねばならんやつや!!!

いつでも頭の中はゲームのことだけ。そんな私はこのCM1回で雷に打たれたような衝撃を受けた。
そして後日、別の意味で本当に衝撃を食らうのである。

これはただのアクションゲームではない

画面の見た目は同社の「パックランド」に似たシンプルながらいかにもナムコっぽい雰囲気。
恐竜のロボットのような見た目のワギャンはデフォルメされていてものすごく可愛い。
当時ポケットザウルスという文房具+恐竜のおもちゃが流行したが、その影響もあり男女問わずワギャンランドを知っている人は多いのではないだろうか。

このゲームは敵をやっつけるわけではなく「ワギャナイザー」という音波砲みたいなものを使い、
「ギャー」という声をそのまま形にして敵にぶつける、
※ドラえもんの「コエカタマリン」をイメージしていただければわかりやすい。

そしてダメージを与えるのではなく【痺れさせる】というのがポイントだ。

痺れた敵は数秒間動けなくなり、その敵を踏み台にして高いところにジャンプしたり障害物を回避したり出来る。

ワギャナイザーを取る度に声の大きさがアップし、当然大きいほどダメージが大きく相手を痺れさせる時間も増える。
さらにワギャナイザーを4つ取るとスーパーマリオで言うところの無敵状態にもなる。これがまた爽快!!
各ステージのゴールまで行くのもそれなりに頭を使う必要があるし、ギャーギャー言いながら進んでいるとワープゾーンに入ったりとルートも多岐にわたるのでとっても楽しい。

各ステージのゴールに辿り着くとボスが登場するのだが、痺れさせるだけの攻撃方法しかないこのゲーム。
ではどうやってボスの戦うのよ…と言うと。

 

しりとり または 神経衰弱。

 

えっ!?

……えっ!???

話したくなる雑学レベルの珍回答満載のファミコンソフト 名作

ボスのところに来るまでに散々アクションゲームをしてきたのに、いきなり神経衰弱やしりとりゲームに一変する。

神経衰弱はそのままのルールなのでまだ問題ないのだが、このゲームのヤバさ(面白さ)はしりとりに集約される。

しりとりは画面に並べられたカードの絵の見た目から予想して交互に答えていくのだが、
その答えのバリエーションの豊富さが大変面白く、日本語特有のあいまいな表現がとても多い。

有名どころでは例えば「灯台」の絵の場合、そのまま灯台でもOKだし「うみのみちしるべ」という答えもOK。
家のイラスト1つとっても「いえ」「うち」「おうち」さらには「ひらやいっこだて」なんていうのもOK!
イカのイラストに至っては「いか」「やりいか」「だいおういか」「するめ」までカバーしている。
「へ〜!そんな読み方もあるのか!」とボスに負けそうな時の軌跡の逆転勝利が快感だった。
開発スタッフの方々の遊び心がふんだんに盛り込まれていて、面白い回答を探すのがとても楽しかった思い出。

少し悲しげなストーリーも印象的

そんな楽しい名作ワギャンランドだが、ストーリーもしっかりと作り込まれていて小学生ながらしんみりと心に響いた記憶がある。
村のみんながラスボスに捕らわれていたり、実の兄弟に悲しいことが起こっていたりとワギャンは意外と壮絶な人生を送っているのである。
またそんなシーンでの音楽も寂しげで、前半のワクワクな感じからだんだんとシリアスな雰囲気になっていくのもこのゲームの魅力だ。

BGMも全体的にファミコン初期の雰囲気を感じさせるスウィング・ジャズテイスト。
味のある懐かしさと、しりとりゲームなどの最中にひたすら耳に入ってくるので大人になった今でも耳に残っている。
このゲームに費やす時間のメインはボス戦でのシンキングタイムなので、このノリノリのBGMがとてもマッチしている。

そんなわけで今回はファミコン 言葉遊びの最高峰に値するであろう唯一無二の名作「ワギャンランド」の紹介でした。
以降もスーパーファミコンなどでもシリーズ化された素晴らしい作品。

ファミコンソフト 買取 ランキングでも結構いいポジションにいるのではないでしょうか?

大人になった今、また久しぶりにプレイしてみたいと思う。

コメント

DADA -だださん-
DADA -だださん-
この記事を書いた人
DADA -だださん-をフォローする
タイトルとURLをコピーしました