ドラクエのBGM ランキングを吹奏楽経験者の視点で紹介! ドラクエ歴代BGMのコンサート情報も。

ドラクエのBGMランキングを吹奏楽経験者が勝手に厳選ピックアップ!

夏の思い出といえば、吹奏楽コンクール!の吹部出身、編集部のナオミです。

今夏も吹奏楽コンクール2024が始まり、各地で地区大会の結果が出ていますね。

そして、8/7には日テレ系「笑ってコラえて!2時間SP 一夜限り復活!吹奏楽の旅」も放送されました。

あの大人気企画「吹奏楽の旅」が帰って来たということで、それだけで大感動!

クラシック・吹奏楽ファンの間で人気のゲーム音楽といえば、ドラゴンクエスト。

すぎやまこういち先生の壮大な音楽は、コンサートの選曲時に候補として上がってくることが多いんですよ。

そこで、吹奏楽ホルン吹きだった私が、ドラクエの歴代曲の中から『気分が上がる曲!3選』をご紹介します。



ドラクエ BGM ランキング 気分が上がる3曲はこれ!

【第3位】王宮のホルン(Ex.ドラクエⅦ)

「王宮」シリーズの1曲。Ⅶ・Ⅹにて城のシーンで使われていますが、王宮の高貴な雰囲気がオーケストラの魂と呼ばれるホルンの音色で表現されています。

中間部ではホルンと同じテーマを弦楽器が奏でますが、ドレスを着た女性がささやき声でお話しているかのような柔らかな雰囲気に変わり、すぎやま先生の巧みな作曲術を感じます。

ホルンパートの力量が試される曲であるため、アマチュアのコンサートで取り上げられる機会の少ない曲ですが、ホルン吹きとしては一度はチャレンジしてみたいあこがれ曲です。

【第2位】冒険の旅(Ex.ドラクエⅢ)

勇者たちが冒険に旅立ち、これから戦いに挑んでいくぞ!という決意を感じる曲です。

力強い金管楽器が奏でる力強い旋律を弦楽器が受け継ぎ、広がりのある音楽へと変化していくところは何度聴いてもゾクゾクしますね。

以前、ゲームの音楽と世界観を再現して話題となったトヨタのハイブリット車「アクア」のCMでも使用されていました。

新しいことにチャレンジするときのBGMにぴったりな曲ですね。

私も気合が必要なイベントに行くときには、車のBGMにこれを流しますよ。

【第1位】ドラゴンクエスト序曲

やはり1番は、日本を代表する曲といっても過言ではないこの曲!

これから始まるぞ!というワクワク感あふれる曲です。

今年はパリ五輪が盛り上がりましたが、前回大会の東京五輪では入場曲として使われていました。

曲の効果で、各国の選手たちが勇者にみえましたね。

イントロ部分は主に4つのバリエーションがありますが、私はホルンのファンファーレから始まる、初代の「序曲」が一番好きです。
現在アサヒスーパードライのCMでも使用されていますよね。
「ドラクエのCMだ!!」と思ったらビールのCMで毎回ビックリします。

大人気曲ですので、楽譜もピアノ独奏からオーケストラまで様々なアレンジで出版されています。

私は吹奏楽団で演奏したこともありますが、最近では5人編成のアンサンブルコンサートで演奏しました。

もちろんコンサートの1曲目でしたが、演奏会のアンケートに「序曲が一番良かった!」と書いてくれたお客さんが多かったですよ。


ドラクエ BGM ランキング 戦闘曲で人気の3選

★血路を開け(Ex.ドラクエⅦ)

ドラクエⅦの通常戦闘時の音楽。
行進曲風の勇壮なイメージですが、軽やかさもある曲です。

壮大な曲はオーケストラ音源がとてもあう曲となっています。個人的にはテンポがもう少し早くても良いかな〜と思っています。

★刃の旋律(Ex.ドラクエⅩ)

Ⅹで頻繁に流れるので、プレイしたことのある方には馴染みのある曲です。

イントロのテレレーテレレーという旋律が印象に残ります。探検番組などでテレビからも流れてきますよね。

美しいストリングスの旋律に彩りを付けるブラスサウンドもいかにも「すぎやまこういちサウンド」と言った感じで素晴らしい一曲です。

★戦闘のテーマ(Ex.ドラクエⅢ)

やっぱりⅢの戦闘曲は外せません!むしろ全作この曲で良いのでは?と思うくらいの曲ですね。

高校野球の応援曲としても人気のある曲なので、ゲームをプレイしていない人にも知られている曲です。

あ〜…でもⅣもⅤも戦闘曲は最高に素敵なんですよね。ドラクエの戦闘曲に関してはちょっと選ぶこと自体が難しかったです。



ドラクエ BGM ランキング 木漏れ日の中でなど町やフィールドの曲

★木洩れ日の中で(Ex.ドラクエⅥ)

ドラクエⅥの中で使われる、ファンに人気の高い曲です。

木洩れ日がキラキラ輝いている情景が高音で表現されています。

題名に「木洩れ日」とありますが、町や村の中で使われている曲です。

スーパーファミコンの音源のためクオリティも高く、同時発音数もファミコンに比べ増えたので、よりオケを意識した自由なアレンジになっていますね!オーケストラバージョンで聴いても各楽器が生き生きとしていて大好きです。

すぎやまこういち大先生が毎回楽しくワクワクしながら作曲されていたであろう姿が目に浮かびます。

★広野を行く(Ex.ドラクエⅠ)

姫を、そしてこの世界を救うという決意を胸に一人の勇者が「カニ歩き」でラダトームの城からアレフガルドの地へ出たその瞬間!この曲が始まります。

記念すべきドラゴンクエスト第一作目のフィールド曲。今日まで続くドラクエの長い長い歴史はこの瞬間から始まりました。

生楽器で言うとオーボエですかね?木管アンサンブルなどにもピッタリな曲。

一作目は共に戦う仲間もおらず、たった一人孤独で寂しげな勇者のイメージにピッタリな曲。あのシンプルなファミコンの音源でよくぞここまで印象深いメロディのBGMが作られたものだなと思います。
思わず口ずさんでしまうような親しみやすいメロディーです。

★冒険の旅(Ex.ドラクエⅢ)

フィールド曲の代表といっても過言ではない曲。

気分が上がる曲でもご紹介しましたが、やはりこの曲は外せませんね!
この曲に憧れて、この曲が吹きたくてトランペットを始めた方も絶対いるはず!

まさかこの勇者がのちにね…!!なんてことはエンディングを迎えるまで知る由もなく。
当然ラストは感動で身体が震えました。


ドラクエ BGM ランキング 泣ける曲3選

★おおぞらをとぶ(Ex.ドラクエⅢ ドラクエⅧ ドラクエⅪ ほか)

不死鳥ラーミアのテーマ曲。

フルートソロの哀愁漂うメロディーから始まり、ラーミアが羽を広げて勇壮に飛ぶ姿が壮大な曲調で表現されています。クラシックファンにも人気が高い曲です。表現力が物言うであろう超名曲です!
神々しく優雅に空を舞うイメージのこんなに美しいメロディを超える曲はなかなか出てくることはないと思います。
ドラクエⅢ以降、空を自由に飛べる乗り物が登場しましたが、この曲は何度も使用されていますがその気持ちはとても理解できます。気球や天空城や飛空石などドラクエシリーズでは世界中を移動できる乗り物が数多くありますが圧倒的人気なのはラーミアでしょうね。

★この道わが旅(Ex.ドラクエⅡ)

すぎやまこういち先生によると「人生は、その人の時間の旅」というテーマで作曲されているそう。

この曲には歌詞がついており、アニメ「ドラゴンクエスト ダイの大冒険」のエンディングテーマ曲にもなりました。卒業式ソングとしてご存知の方もいるのではないでしょうか。

★そして伝説へ(Ex.ドラクエⅢ)

涙なくしては聴けないⅢのエンディング曲。
特にファミコンのⅢはテーマ曲がラストになるまで聞けない仕様でしたので、それが流れただけでも感動している中、
長いストーリーを終えた達成感と勇者の正体を知った衝撃にどっぷりと浸された状態で聞く曲となります。

その後のⅠそしてⅡの時代へと続く伝説的な曲。
筆者がこの曲の中で最も好きなフレーズはメインの旋律のブリッジになる場所。
一度だけ寂しげで孤独な旋律(オケバージョンだとストリングスのみで演奏される)になるところがとても好きです。
どことなくⅠのエンディング曲の匂いが漂う感じと、あぁもう上の世界には戻れないのか…というような哀愁と寂しさと回想が相まった雰囲気が感じられる気がします。

「冒険の旅」と同様、トヨタのハイブリット車「アクア」のCMで使用されていましたね。

すぎやまこういち先生もお気に入りだったようで、ドラクエコンサートのアンコールの最後に演奏されていました。

「泣ける曲」についてはあまりにもありすぎるため、こちらの記事でもっと紹介しています!



まとめ

ドラクエの壮大な音楽に浸るには、やはり生の演奏をホールで聴くのがオススメ!

大ホールなどのプロのオケ以外にアマチュア方による小ホールやサロンなどでの室内演奏会なども含めると、国内でドラクエ音楽を取り上げているコンサートは相当な数になるのではないでしょうか。

いかにドラクエ音楽の人気が高いかがわかりますね!

聴くのはもちろんですが、演奏している楽団員さんの表情にも注目してみましょう。

とっても嬉しそうに演奏している奏者がいたら、その人はきっとドラクエファンですね。

最後までお読み下さいましてありがとうございました。

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