「ゲームで使う名前がかっこいいとはこういうことだ!」シリーズ。
今回は王道中の王道、みんな大好きファイナルファンタジー(FF)シリーズを題材に、
オンラインゲームなどで使えるかっこいい名前をつけるためのヒントや、
ネーミングセンスの秘密をじっくり研究していきます!
FFには、キャラ名だけでなく、地名・魔法・アイテム・現象の名前など、
“言葉のセンス”を磨く素材がぎっしり詰まってるんですよね。
ちなみに私が個人的に好きな名前は、FFⅧの「ルナティックパンドラ」。
……この響き、最高に中二で神秘的で、なんかもう、すべてを吸い込む重力波っぽくて最高です。
このまま話し出すと、たぶん9999ダメージ喰らうまで止まりません。
なので、はい。もうさっそく行きましょう!!
記事後半ではFFっぽい雰囲気のキャラ名もリストアップしています。
ぜひ併せてご参考ください!!
FFⅥ|クラシカルで欧風な響きが美しい、ラテン文化の香り
FFⅥの名前って、初めて見たときからどこか“格調高い響き”があるんですよね。
名前から感じる“貴族っぽさ”と“演劇感”
- エドガー
- セリス
- マッシュ
- カイエン
- セッツァー
- ティナ
- ケフカ・パラッツォ
特にセッツァーやケフカあたりは、ただのカタカナ造語じゃなくて、
舞台やサーカス、狂気や美学をまとうキャラ性と、音の響きが完全一致してるんです。
ケフカ・パラッツォなんて、もはや名前だけでイタリアの宮廷ピエロ+不安定な貴族って感じしません?
命名の一貫性=“クラシカル×中世ヨーロッパ”
それに加えて、街や国家の名前にしても、
- フィガロ城
- アルブルグの町
- ジドール
- オペラ劇場
- ナルシェ炭鉱
→ このへんが「芸術・貴族・戦争」みたいなモチーフで統一されてるように見えるんですよね。
こうした地名や施設も含めて、ヨーロッパ系のラテン〜イタリア圏の香りがプンプンします。
FFⅥのネーミングから学べるセンス:
- キャラ名と地名の響きを合わせると、世界観がめちゃくちゃ強くなる
- カタカナ名でも、文化的な背景を匂わせると“意味ある感”が生まれる
- 名前だけで“高貴さ・狂気・重厚感”が伝わる=説得力が爆上がり!
FFⅥの名前たちは、派手さよりも“厚みと格式”で語りかけてくるタイプ。
それが逆に、後年でも記憶に残るネーミングセンスになってるんですよね。
FFⅦ|クラウドだけじゃない。印象・音・世界観が一貫する名前設計のセンス
FFⅦという作品が、ここまで巨大なタイトルになるなんて…
いや発売当時からかなりのインパクトだった印象です。
革命に近いものがありました。
それまではFF食わず嫌いだった私でしたが一気にファンになりました。
今や「スクエニ=FFⅦ」と言っても過言ではないほど、
この作品は“ゲームの歴史”に大きな名前を刻みました。
クラウド・ストライフ “掴めない主人公”という名の完成形
“雲”を意味するクラウド(Cloud)。
その名前だけで、性格・役割・内面の曖昧さまで伝わってきますよね。
そしてフルネームは、クラウド・ストライフ(Strife)。
“Strife”は英語で「争い」や「不和」を意味する言葉で、
心の葛藤やトラウマと向き合い続けるクラウドのキャラクターと見事にリンクしています。
あの「どうせオイラなんて…」的な根暗でこじれた自己認識や、
過去の記憶に振り回される姿に、この名前はぴったりすぎるほど。
名前だけで“掴めなさ”と“内面的バトル”を描いている主人公って、そうそういません。
バレット・ウォーレス “重火器そのもの”。名前と性格の一致度が異常
バレット(Barret)=弾丸。
大きな体、爆発するような怒り、深く考えるよりまず行動。
このキャラは名前そのものが「俺は銃だ」と言ってるようなもの。
そしてフルネームは、バレット・ウォーレス(Wallace)。
“ウォーレス”という名字はスコットランド系に多く、勇敢・屈強な戦士というイメージがあります。
まさに、反体制組織のリーダーとしての信念と行動力を体現した名。
名前から性格・ビジュアル・思想までが全部伝わってくるという、
ネーミングの完成度がとても高いキャラなんです。
レッドXIIIは“番号”で呼ばれる、切なさと誇りを背負う名
レッドXIII(レッドサーティーン)は、その名の通り「13番目の実験体」。
・名前ではなくコードネーム=番号
・“レッド”というカラーを盛り込む
と共に「名前らしさ」が与えられた、複雑な立場のキャラです。
名前の響きは無機質ですが、その中に孤独・怒り・知性・誇りが共存していて、
プレイヤーの印象に深く残る名前となっています。
「レッド」=獣としての外見、
「XIII」=管理された被験体としての背景。
その2つが合わさることで、「存在としてのアイデンティティの分裂と統合」を
象徴するようなネーミングになっているのです。
さらに、レッドXIIIの真の名が“ナナキ”であるという設定も、
「名前を取り戻す」という意味で非常に重みがありますね。
クラウド=雲、バレット=弾丸と来て、
レッドXIIIは“名前のなさ”そのものがセンスになっている特異な存在に思えます。
“漢字”の導入でファンタジーに緊張感を
- 壱番魔晄炉
- 新羅カンパニー
- 宝条博士
ファンタジー世界で、漢字を前面に出したの印象的でしたよね。
※いやクロノ・トリガーとかガッツリありましたけどね。
和風ではないのに“漢字”を使うことで、逆に異物感とSF的リアルさが生まれています。
地名・組織名からも滲む“世界観センス”
- ミッドガル → 北欧神話+工業都市
- ジュノン → 軍事国家っぽさを含む硬質な響き
- アバランチ → “止められない反乱”という思想をひと言で表現
地名・団体名に込められた意味の密度が高く、どこをとってもブレがない印象!
“ジェノバ”が意味不明だからこそ、怖い
パスタのソースっぽい美味しそうなイメージを覆したキャラ。
彼女(?)に出会って以降、私はもうジェノバ風のイタリア料理を受け付けられなくなりました。
「名前の意味がわからない=不気味」という感覚を与えた稀有な存在。
未知の生命体・古代種・母体……呼び方はあっても本質は謎のまま。
母さん…
名前がストーリーを追うほどに“存在としての重み”を帯びていく、という演出がとても秀逸。
FFⅧ|映像とシンクロする名前たち。“思春期ファンタジー”を支えるネーミング美学
FFⅧは、もはや“ドキドキ学園青春ラブコメファンタジー”という異名がふさわしい作品。
レベルの概念が実質無意味になる“時間圧縮”という狂った設定も含めて、
私を含む一部のファンからは今なお根強く愛されるコアタイトルです。
この作品からFFはさらに“映画的”に進化し、
CGムービーとゲームの融合が前提となりました。
それに合わせてキャラクターの名前にも、
「映像としての印象と一致するネーミング」が求められたのでは?と感じています。
登場キャラたちの名前は、どれもが一発でハマるセンス。
「あ、この人にこの名前以外ないな」
……そう思わせるような名前の精度が全体を通してとても高いのが特徴です。
スコール・レオンハート “感情の嵐”を背負う主人公の名
スコール(Squall)とは、突風を伴う激しいにわか雨のこと。
冷たく、静かで、どこか距離を感じさせるその響きは、
感情を閉ざし、他人との間に壁を作る彼の性格とぴったり重なります。
フルネームのレオンハート(Leonhart)は、文字通り“獅子の心”。
→ 表面は冷静でも、内には熱く強い心を秘めている。
この名前は彼の“表と裏の二面性”を、完璧に象徴している組み合わせなんです。
一見ぶっきらぼうな態度の奥にある優しさや不器用な想い――
そんなギャップを含んだ名前として、
スコール・レオンハートはFFシリーズでも屈指の“名は体を表す”主人公と言えますよね!
リノア・ハーティリー “愛されヒロイン”の柔らかくも芯ある名
語感の美しさだけでも目を引くリノア(Rinoa)という名は、
FFシリーズ全体でも上位に入る“記憶に残るヒロインネーム”。
ただし性格的には賛否両論あり!!
私は大好きです。
母音多め・口にしやすい響き・柔らかく流れるイントネーション……
でもその中にどこか“未知”や“自由さ”が感じられる、
造語っぽさと自然さのバランスが絶妙な名前です。
フルネームのハーティリー(Heartilly)は、
直訳すると「心から」「情熱的に」「温かく」という意味を含む英語。
→ スコールに心を開かせ、物語に希望をもたらす存在として、
名前だけで“癒し”と“力強さ”の両方を伝えているのがすごいんです。
ただし、性格には難あり!!
私は好きです。
サイファー、イデア、ゼル……響きの設計が完璧
- サイファー → “暗号”“謎”“虚無”。敵であり親友であり、どこか空虚な少年にぴったりの名
- イデア → “理想”の象徴。名前だけで女神性を背負わせているセンス
さらに、ラスボスであるアルティミシア以上に“正体の掴めなさ”と“圧倒的存在感”を併せ持つミステリアスさ。 - ゼル → 短く軽やかで、エネルギーを感じさせる音のリズム
名前と性格が噛み合うことで、ムービー演出の説得力も跳ね上がっているのがFFⅧの特徴ですね。
映像が強くなったからこそ、名前の一致度が重要に
FFⅧは、キャラの見た目と性格、セリフ回し、そして名前――
それら全てが“一貫したトーン”で設計されていた数少ない作品。
結果として、キャラクターたちが映像の中でも名前負けしない、
むしろ“名前がその存在を引き立てる”ほどに強くなる世界観が完成していたんです。
施設名・現象名にもあふれるセンスと詩的センス
FFⅧはキャラ名だけでなく、登場する“もの”や“場所”のネーミングセンスも群を抜いている。
- ルナティックパンドラ
未知の建造物にぴったりのネーミング。
“狂気”と“神話”の香りが合わさったような、正体がわからないのに惹きつけられる言葉。 - 月の涙
字面の時点で美しい。ただの自然現象の名前なのに、ここまでエモーショナル。
“破壊をもたらす現象”なのに、“泣く”という優しいイメージを重ねることで、
逆に恐ろしさが際立つ。 - ティアーズポイント
“涙の落ちる場所”という言葉を、地名に使うという贅沢。
名前だけで神聖性と悲劇の余韻を漂わせる場所として記憶に残る。 - ガーデン(学園)
組織名:SeeD(種)
その育成場所が“ガーデン”と呼ばれる――このネーミングに込められた設計思想は秀逸すぎる。
「種を育てる場所=ガーデン」という発想が、ただの学校を“世界観を象徴する施設”に昇華させている。
FFⅧの世界では、**名づけそのものが“物語に意味を与える”**装置として機能している。
それがキャラ・施設・現象すべてに通底していて、
だからこそこの作品は、名前のセンスだけでも語り尽くしたくなるのかもしれません。
FFⅩ|やわらかネームと神秘ワードの宝庫。青空センスに包まれたファンタジー
FFⅩの世界って、ずっと“青空”のイメージがあります。
蒼い空、白い波、ゆるやかな風。
そして、やわらかい音の名前。
FFⅥ〜Ⅷあたりの「硬さ」あるネーミングと比べて、
Ⅹは全体的に名前の響きがとても軽くて優しいんです。
最後は、FFⅩならではの“音・肩書き・神秘ワード”をまとめてご紹介していきます!
ティーダとユウナ。響きだけでキャラが浮かぶ優しさ
- ティーダ:沖縄方言で“太陽”。名前そのものが明るくて、元気な笑顔が浮かびます。
陽気でポジティブ、でもちょっと儚さもある不思議な主人公。 - ユウナ:花の名前(おそらく“オオハマボウ”の一種)。
清らかで、風に揺れるような芯の強さを感じさせます。
→ 響きに尖った音がなく、母音が多くて語尾もやわらかいのが特徴。
キャラ名ぜんぶが“陽性・風っぽい・リズム系”
- ワッカ:語尾が柔らかく、南国のノリを思わせる響き
- リュック:元気さと軽快さがギュッと詰まった感じ
- ルールー:低音でクールだけど、繰り返し音で強く印象に残る
→ どのキャラも感情が浮かびやすい名前になっていて、全体に統一感があるんですよね。
“祈り子”や“召喚士”など肩書きのセンスがズルい
- 召喚士(しょうかんし)
- 祈り子(いのりご)
- ガード(守護者)
- 異界送り
- エボンの教え
→ 神秘性はあるのに、言葉としてはわかりやすい。このバランス感覚が絶妙。
ちょっとした語感の美しさだけで、世界観の奥行きが広がっていく感じがします。
そして「シン」。2文字でここまで威圧感出せるか問題
「シン」
―たった2文字で、すべてを飲み込む災厄を表現したネーミング。
これはもう音のミニマリズムの極致。
名前としては意味がわからないのに、
“破壊者”としての恐怖だけはしっかり伝わってくる恐ろしさ。
→ 名前の短さ=印象の弱さにならない、という強烈な例です。
名前全体が“風・海・空”の音でできている
FFⅩの名づけには、どこかに“自然”のイメージが宿っています。
キャラも地名も、音の構成が風に乗って流れるような響きでできていて、
どんなに世界が過酷でも、どこかあたたかい雰囲気が残るんです。
やっぱいいなぁFFX。またやろっかなぁ。
コピペOK!FFみたいな世界観の名前30選
とにかくかっこいい+ファンタジー要素が満載の名前が特徴のFINAL FANTASY。
こんなのいかがですか?ということで、いかにも”っぽい”名前を30個ご紹介します!
名前 | 英語表記 | 属性・職業 | イメージ |
アストレイア | Astreia | 星属性/賢者 | 星辰の記憶を読む古代の知者 |
イシュナ | Ishuna | 水属性/召喚士 | 海の記憶を呼び出す少女 |
ヴァルトー | Valtor | 闇属性/暗黒騎士 | 影を纏いし沈黙の処刑者 |
ヴェリーナ | Verina | 氷属性/巫女 | 氷霧に包まれて現れる白衣の影 |
エルネス | Ernes | 光属性/赤魔道士 | 光と刃を両手に抱く冒険者 |
オルファナ | Orphana | 水属性/神官 | 潤いの祈りで癒す海の使徒 |
オレリア | Aurelia | 水属性/踊り子 | 優雅な動きで魔法を舞う者 |
カインハルト | Kainhart | 雷属性/重騎士 | 稲妻の鎧をまとった鋼の要塞 |
カルセド | Karsed | 土属性/機工士 | 歯車の神に仕える修理屋 |
クレアリス | Clearis | 氷属性/時魔道士 | 凍てつく時間を操る静寂の使者 |
ザイン | Zain | 無属性/ナイト | 信念を剣に宿す王国の守護者 |
ザラキア | Zarakia | 風属性/忍者 | 疾風の如く忍び寄る暗殺者 |
ザルダム | Zardam | 火属性/重戦士 | 炎に焼かれた鎧をまとう猛者 |
シュリア | Shuria | 氷属性/黒魔道士 | 冷気と呪文の狭間に生きる者 |
セリオン | Cerion | 火属性/魔導士 | 魔力の奔流を操る紅蓮の研究者 |
ディノ | Dino | 雷属性/剣士 | 雷撃を剣に乗せて斬り込む |
ドランヴァル | Dranval | 土属性/モンク | 大地を拳で打つ山の守り人 |
ネオゼロス | Neozelos | 闇属性/魔導兵 | 人造魔力で動く無感情の兵器 |
ノティス | Notis | 闇属性/盗賊 | 影に紛れ、沈黙とともに奪う者 |
ノルディス | Nordis | 風属性/空賊 | 空を駆ける風の自由人 |
ファリュス | Faryus | 火属性/竜騎士 | 灼熱の背に乗る孤高の槍使い |
フェリオ | Felio | 雷属性/狩人 | 電光石火で獲物を射抜く影 |
ベルガード | Belgarde | 土属性/斧戦士 | 戦場を震わせる大地の王 |
ミルヴァ | Milva | 無属性/旅人 | 世界をさすらう語り部 |
メリディア | Meridia | 天属性/召喚士 | 星の海を歩く星界の巫女 |
ユルセリア | Yulseria | 光属性/召喚士 | 祝福を呼ぶ聖獣の巫女 |
ラグナルト | Ragnalt | 無属性/傭兵 | 世界を渡り歩く古の剣士 |
リオノーラ | Rionora | 風属性/吟遊詩人 | 古の旋律を語り継ぐ風の歌姫 |
リミエル | Limiel | 火属性/魔女 | 紅蓮の呪文で焼き尽くす微笑み |
ルミナ | Lumina | 光属性/白魔道士 | 聖域に仕える純白の祈り手 |
まとめ|名前から広がる世界、それがFFの魅力かも!?
FFシリーズの名前たちは、ただの記号や設定ではありません。
その一音一音に、キャラクターの心、世界観のトーン、そしてプレイヤーの感情を揺さぶる力があります。
- FFⅥ⇒“クラシカルな音”が重厚で美しい物語を引き立て
- FFⅦ⇒“鋭くシンプルな名前”がキャラと物語の強さを象徴し
- FFⅧ⇒“詩的で感情的な響き”が青春と混乱をまとい
- FFⅩ⇒“やわらかく風に乗る名前”が、旅の景色に優しく寄り添ってきました
音の硬さ、語感のリズム、名前に込められた意味や背景。
どれもすべてが“かっこよさ”の正体であり、
ネーミングのセンス=世界を描く力なのだと、あらためて実感させてくれます。
キャラ名、チーム名、配信ネーム、創作キャラ―
どんな名前にも、“ひとつの物語”を添えてあげられるのが、私たち人間のすごいところです。
あなたの名前が、いつか誰かの記憶に残るように。
そんな思いを込めて、FFの名前たちを見つめてみるのも楽しいですね。
ぜひ他の記事も読んで、いろんな世界の“かっこいい名前センス”を味わってくださいね!
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