地図を見ると、なぜか混乱する。
「あれ、東ってどっちだっけ?」
スマホの地図をクルクル回しながら、毎回同じところで迷ってしまう――
そんな経験、ありませんか?
実は、私だださんもそうでした。
でもある日ふと気づいたんです。
「そういえば、ドラクエ1で道に迷った記憶がないぞ…?」って。
考えてみれば、昔のゲームって“地図と方角の感覚”が自然と身につく教材
みたいなものだったんですよね。
中でも、ドラクエ1!
たった一人で旅立ち、ラダトーム城から世界を歩くあの感覚――それこそが、今に活きる“東西南北の覚え方”の原点だったのかもしれません。
ということで今回は、
東西南北の覚え方はドラクエ1で!方角がすぐわかる方法も紹介
というテーマで、ゲーム脳で身につける最強の方向感覚トレーニングをお届けします!
東西南北の覚え方、なぜこんなにややこしいのか?
東西南北の覚え方が分からない。
そんな声を、大人になってからも意外とよく耳にします。小学校で習ったはずなのに、地図を前にした途端、あれ?どっちが西だっけ? と戸惑ってしまう。実はそういう人、かなり多いのではないでしょうか。
それもそのはず。
東西南北という言葉は、“記号の並び”として覚えさせられることが多く、日常で使う機会が少ないんです。さらに漢字の堅さや、「左が西」「右が東」といった感覚のズレが混乱を生む原因になります。
私自身も、スマホの地図を見ていて、いつの間にか上下左右が分からなくなってしまうことが何度もありました。
地図の回転、進行方向の表示、GPSの追従――便利なようで、逆に“感覚”を鍛える場面が少なくなってしまったのかもしれません。
つまり、東西南北がややこしく感じるのは、体験として覚えていないから。
そして、ここにこそ「ゲーム」が活きてくるのです。
ドラクエ1が教えてくれた、自然な方角感覚
ゲームの世界で、なぜか迷わなかった。
今思えば、あれは“方向”を自然に覚えていたからかもしれません。
その代表例が、ドラゴンクエスト1(※ファミコン版オリジナル)です。
初代ドラクエでは、ラダトーム城から旅立ち、フィールドを移動していく中で、私たちは無意識のうちに“上=北、下=南”という感覚を身につけていました。
たとえば「リムルダールへ行こう」と思ったら、なんとなく“東へ進む”。
「メルキドは南の方だよな」と、感覚で方角をとらえる。
マップを見るたびに、方角が自然と読み取れていた。
これって、実はすごいことなんです。
ちなみに、初代ドラクエでは容量の都合でしょうが、主人公が上下左右(斜めなんて以ての外)を向くドット絵が存在せず、常に横向きの
“カニ歩き”状態。

その最たるものが「会話」です。
誰かに話しかけるには、まず東西南北のどの方向に相手がいるかを選ぶ必要がありました。
つまり、真正面を向いて一切目線も合わせずに、淡々と話しかけるという、
なかなかに失礼な主人公だったわけです。
でも――そんな異端者だからこそ、世界を救えたのかもしれません。
学校では「東西南北はこういう漢字で、こう並んでます」と“情報”として学びますが、
ゲームでは「体験」として方向を使っていた。
敵が出る道、町がある方向、城に帰るためのルート――
すべてが方角とセットで記憶に焼き付いていたんですよね。
それに、ドラクエ1のフィールドは常に“上が北”という構造で固定されていたので、迷わずに済む=方角を感覚で覚える練習にもなっていたんです。
この“プレイの中で自然と身についた方向感覚”は、
まさにドラクエというゲームが教えてくれた、生きた方角トレーニングだったのではないでしょうか。
ドラクエ1で覚える東西南北の覚え方【実践編】
「でも実際、どうやって覚えればいいの?」
そう思った方へ。
ここからは、ドラクエ1の世界を使って、実践的な東西南北の覚え方を紹介していきます!
まず、基本の視点はこうです。
マップの上=北、右=東、左=西、下=南。
これは現実の地図と同じで、ドラクエ1のフィールドは常にこの構造で設計されています。
そして、拠点となるラダトーム城を「現在地=自分の家」として考えると、世界が一気にわかりやすくなるんです。
たとえば――
- 北に向かえばお墓がある(ガライの墓)
- 東に向かえば町がある(リムルダール)
- 南には敵が強くなるゾーンが広がっていて
- 西には海や山があり、旅の終わりを感じる
つまり、ゲームを通して自然と、「この方向には何があるか」=方角のイメージが頭に入っていたんですね。
ここで一度、現実世界に戻ってみましょう。
Googleマップを開いてみると、上が北のまま固定されているのが基本です。
でも、スマホをクルクル回しているうちに、**「自分がどっちを向いているのか分からない」**という状況に陥ったことはありませんか?
カーナビも同じです。
進行方向が上になるタイプに慣れていると、「地図を見てるのに迷う」という逆転現象が起こります。
なぜか?
自分が今、どの方角を向いているのかが感覚的に分からないから。
その点、ドラクエは真逆です。
常に北が上、そして主人公の動きはプレイヤーの“意志”そのもの。
方向が固定されていることで、迷わない地図脳=空間認識力が養われていたんです。
そしてきっと、
リムルダールにたどり着く頃には、あなたはもう、東西南北マスターです。
キメラの翼を持って「自宅に帰る」と一言言えば、ラダトーム城にひとっ飛びですね!
まとめ|ドラクエこそ、最高の先生だった
東西南北の覚え方が分からない。
その悩みを、RPGの旅がまるごと解決してくれるなんて、当時の私は思いもしませんでした。
でも、あのラダトーム城から一歩踏み出した瞬間から、
ドラクエ1は静かに私たちに“方向感覚”を教えてくれていたのです。
「北には何がある」「東に進むと次の町がある」――それを感覚で覚えるという、唯一無二の学び。
マップの固定された構造。
目的地までの道のり。
進むと強くなる敵。
帰るために使う“キメラの翼”。
すべてが、東西南北という概念を“知識ではなく体験”として刻み込んでくれました。
学校で覚える漢字の並びとは違い、
ドラクエ1は「命をかけて覚える地理」だったのです。
それこそが、ゲームでしか得られない、深い深い学び。
地図で迷うたびに思い出します。
自分の向いている方向がわからなくなった時こそ、冒険が始まるんだって。
そして今、方角に迷った大人たちへ、私はこう伝えたい。
ラダトーム城から旅立ったあなたなら、きっと大丈夫。
その手には、いつだって“キメラの翼”があるから。
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